この夏の学習に?

8 8月

皆様、こんにちは! 室長こと、吉島良平Microsoft MVP for Business ApplicationsMicrosoft Regional Director) です。いやぁ、気づいたら、もう8月ですね。皆様は、今どちらにいらっしゃるのでしょうか?少し早い夏休みを取られて、Enjoyされている?お盆休みに帰省、もしくは近場でご家族と?暑いからクーラーのきいた部屋でネトフリ(Netflix)やアマプラ(Amazon Prime)で映画を見るのも悪くないですよね?

日本では、まだまだ公共の場で、マスクの着用を求められる状況ですから、熱中症にならないように、マメに水分を取ってくださいね。ほんと暑い。もう、嫌です(笑) 室長は、今年の夏は東京の部屋に籠って、仕事や学びに時間を費やすことになるだろうなと思っています。知人たちの楽しそうなSNSの投稿を見ながら、、、、羨ましく思っています。

さて、早速ですが書き忘れないうちに、8月31日と9月28日に後2回ほどセミナーを担当します。

8月31日は-【ロールイン(外資系企業の日本法人様)】【ロールアウト(日系企業の海外現地法人様)】の導入プロジェクトに関する勘所ーというお題目で、それぞれ1時間ずつお話をさせていただく予定です。ターゲットを絞ってお話をする非常にレアなセミナーなので、ご興味がある方のみご参加いただければと思います。僕はこの領域のプロジェクトを沢山こなしてきたので、自分の失敗談も正直にお話したいと思っています。また外国籍のスタッフも参加しますので、中国・韓国・フィリピン・タイあたりの国の商習慣機能にご興味がある方は、ご参加いただくといいように思います。

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9月は、社内のDX化プロジェクトへの取り組み内容を題材にして、去年の8月25日にご好評をいただいたセミナーコンテンツを、おもいっきり掘り下げてみるつもりです。プロジェクトを振り返りながら、実機をつかった【オモシロ可笑しいデモンストレーション】を交えつつお届けしたいと思っています。特に、【Dynamics 365のCRM⇔ERP連携】や、【Dynamics 365 Marketing】は、今回新しくお披露目する部分になりますし、構築に関わったメンバーや、ユーザーとして利用している方にも当日は参加していただく予定なので、参加されると皆様も新たな視点を肥やすことができるはずです。

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一応、昨年度にご紹介した社内導入をベースにしたセミナー動画を↓においておきます。

コンテンツ作り頑張りますので、楽しみにしておいてくださいね!

あ、そうだそうだ。皆さん、パワーポイント>新規>テンプレートを探すと、最近多くの使えるコンテンツが増えてきたことにお気づきですか?

↓こういったスライドも入ってきて、かなり充実してきたように思います。いろいろなビジネスシーンで利用できるテンプレが増えてきました。便利なので室長も重宝しています!

さてさて、話は変わりますが、皆さんは、「PCF」ってしっていますか?「KFC」じゃないですよ(笑)

PCF=「Product Carbon Footprint」の略です。近い将来には、例えば飲料缶にも、CO₂排出量が明記されることになっていくのでしょうね。カーボン・ニュートラルが、社会的な課題として重要視されていることは勿論、知っていましたが、「サプライチェーンの脱炭素化への取り組み」が身近なところに来ているなぁと。

先日、経費精算時に、移動ルートを選択すると、そのルートを選択した場合のCO₂排出量が表示されるというデモンストレーションを目にして、「ヤバい、これは管理が大変になるなぁ」と思いながらも、「うわー、これは大きなビジネスチャンスだ」と感じてしまいました。商売人なのでしょうね、私は(笑)

で、マイクロソフト社はどのような取り組みをされているかというと、

『2030 年までには、カーボン ネガティブ (二酸化炭素の排出量より吸収量のほうが多い状態)、ウォーター ポジティブ (水の消費量より供給量のほうが多い状態)、廃棄物ゼロを達成する企業となることに取り組み、さらに、お客様に対してその進捗状況を透明化する』

とのことです。

マイクロソフトのクラウド利用が自社の二酸化炭素排出量に与える影響を測定でき、月別、サービス別、データセンター別に排出量を詳細に分析できちゃうようです。クラウドに移行していないワークロードの情報を入力することで、マイクロソフトのクラウドに移行した場合の排出削減量を確認することもできるんですって!(こんなSaaSプロモーションの仕方があるとは!?)

え、まぢすか。ということで、サイトを検索し、

下段にある「Apps for Azure」のボタンを押下すると、Microsoft AppSourceのサイトに。

Freeと書いてあるので、「Get it now」のボタンを押下してみました。Power BIのアプリのインストールがはじまり、デモ環境↓にたどり着けました。

Dashboardタブ↑では、排出量と使用量の時系列の変化と炭素集約度が表示されています。

Emissions Detailタブ↑では、前年比のデータが確認できました。傾向の把握とクラウドサービスの利用に関するインパクトを確認することができますね。

Emissions Savingタブ↑では、オンプレミスのワークロードをさらにAzureやオンライン版のExchangeやSharePointに移行すると、Microsoft Cloudの使用量ベースの排出量をどれだけ削減できるのかわかるようになっていました。いやぁ、こういう営業・マーケティングの仕方があるんだなぁと。

いやぁ、面白いですねぇ。いよいよ、非財務情報の可視化が本格化していく感じですかね。

スコープ 3 の排出量は、多くの場合、組織の二酸化炭素排出量の最大の部分を占めますよね。スコープ 3 の排出量を計算し、ダッシュボードを使って、関連する洞察を得るための方法がホワイトペーパーになっていますので、ご覧ください!

ここで、スコープ3とは?となってしまった方は、社会人として勉強不足なので、是非調べて知識はもっておくようにしてくださいね!

サプライチェーン排出量とは?

サプライチェーン排出量算定の4つのSTEP

関連しそうなYoutubeもありましたので、おいておきますね↓

いやぁ、マイクロソフト社の取り組みは本当に勉強になります。

考えると「温暖化対策としてのカーボン・ニュートラル」と「成長戦略としてのカーボン・ニュートラル」があります。すなわち、カーボン・ニュートラルには、「温暖化対策」「成長戦略」という異質な期待感をもたせる表と裏の顔があるように思えました。

BCGの資料を見ると、業種別にカーボン・ニュートラル対策に必要となる投資額のスライドがありました。うわーぁ、凄い金額ですね。単位は兆$ですからね。再生エネルギー・省エネに加えて、新たな技術の開発・実装が必要になりますからね。

こういう非財務情報の開示を企業は求められていくので、IT Data Lake (ERP/SCMレベル)だけでなく、OT Data Lake(MES/MOMレベル)が必要ということに繋がるというストーリーになるわけですね。

室長も、今はクライアントの財務や管理会計の月次決算をサポートすることが多いですが、非財務情報の月次決算のサポートをそのうちやることになるんでしょうかね?ふとそんなことを思い、本日このような備忘録を残すことにしました。

内閣官房のサイトに↓のような資料がありました。

網羅性は高いけど、いやぁ、、、伝わりにくい、目が痛くなるパワポですね。。。

GXとは、企業における温室効果ガスの排出源である化石燃料や電力の使用を、再生可能エネルギーや脱炭素ガスに転換することで、社会経済を変革させることを指します。 今後、国内の全ての業種の企業においてGXは避けることができない経営アジェンダのひとつとなっています。

この夏の勉強は、いつもの「英語・会計・IT」じゃなくて、今後の為に「GX(グリーントランスフォーメーション)」「GXリーグ」について、少し取り組んでみようかな。それでは、皆様も、よい夏休みを!

Let’s Go Mooore Dynamics and Power Platform!!