Microsoft Build 2022

29 5月

皆様、こんにちは! 室長こと、吉島良平Microsoft MVP for Business ApplicationsMicrosoft Regional Director) です。いやぁ、今日はいい天気ですね!室長は外に出かけたいのですが、仕事が溜まっていて今日も自宅で作業をしています。うーん、残念です!皆さんは、どこかにお出かけされているのでしょうか?いいなぁ。。。

でもこの週末は、3位決定戦と初代リーグワンの王者を決める試合があり、雑務をこなしながらTVを見ていました。日本でも、世界レベルの選手が普通に見れるようになったので、控えめにいって、最高です!

個と組織力でサントリーを上回ったPanasonicが優勝という、予想通りの結果になりました。

今年の社会人ラグビーは、この人につきましたね。178cmと小柄ながら、NZオールブラックス主要メンバーであるマッケンジー氏に魅了された方も多かったのではないでしょうか。凄かったですね!

来月は、前回のBlogでも触れましたが、ウルグアイ代表とフランス代表との代表戦があります!こちらも見逃せませんが、某情報網から10月にオールブラックスが欧州遠征に向かう前に日本で代表戦を行うのではないか?という話がでてきました!実現したら、Hakaを再び日本で見ることができるので楽しみですね!

さて、5月25日は、

中小企業のDXを促進するDynamics 365/Power Platformの活用方法とは?!

というセミナーの講師を担当しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

120分で本当にこれをこなせるのか?というボリュームたっぷりのコンテンツだったので、ご参加いただいた方々にとっては、本当にタフだったと思いますが、アンケートに非常にポジティブなフィードバックが多かったので正直ほっとしています。Blogサイトにもリンクをはっていますが、こちらでもご紹介しておきます。Microsoft Business Applicationsを幅広く、そして本気で学びたい方はご覧いただけると幸いです。

6月29日のセミナーは、ユーザー事例のご紹介Colorkrew様がセミナーにご登壇いただける運びとなっております。

【ユーザー企業登壇】ノンカスタマイズによる短期間導入のポイント~Dynamics 365 / Power Platformの活用とは~

7月、8月、9月も、それぞれ「製造」「海外導入」「CRM⇔ERP連携、Dynamics365 Marketing」にフォーカスしたセミナーを担当する予定ですので、是非ご参加ください。

あ、6月11日(土)には、→こちら←も担当しますので、お時間がある方は是非に。

さて、宣伝はこのくらいにさせていただいて、今日は先日開催されたマイクロソフトの開発に関する最大規模のイベント、Microsoft Build 2022について、備忘録を残しておきたいと思います。

今年で12回目となる今回の「Microsoft Build」は、昨年に続きオンラインでの無料開催となりました。グローバル、フランス、ドイツ、日本、ラテンアメリカ、イギリス独自のセッションも用意されていました。

日本語のセッションも数多く用意され、日本マイクロソフト株式会社の方々や、Microsoft MVPの皆さんが魅力的な学びのお時間を提供してくれていました。#MSBuildでTwitterを検索すると多くの情報を収集することができます。

今回も開発者の方々にとっては、ネタの宝庫といえるイベントとなりました。

個人的に一番気になったのは、現在米国でプレビュー提供中の「Amazon アプリストア」を年内にフランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリスの5カ国へ拡大し、検索などの課題を改善するというところでした。「Microsoft ストア」はどう改善されていくのでしょうかね。楽しみです♪

いやぁ、本当に多くの情報が発信されました。「Microsoft Dev Box」という開発者用ワークステーションをクラウド化した新サービス。これは、アプリ開発に必要なツールや依存関係が自動的に設定される仮想マシンを用い開発基盤の準備をAgileに対応するものです。ARM64環境/Windows11にネイティブ対応した「Visual Studio」、ARM64開発向けの小型デスクトップPC「Project Volterra」、「.NET MAUI」アプリケーションUIフレームワーク、「Windows Terminal Preview 1.14」、「Microsoft Eege」開発者向け新機能、プログレッシブ Web アプリ(PWA)への対応強化、「Focus Mode」のリリース、「Azure Container Apps」の一般提供、「Power Pages」ローコードで高度なウェブサイトを構築!、「OneNote」デザイン刷新!などなど、もう正直、お腹いっぱいですw

ということで、Azureは、MVPで同じRegional Directorでもある亀淵さんのサイトを見ましょう!

Azure Updates (2022.05.25 Build Day 1)

また、Power Platform系は当社のOBでもあり現在はマイクロソフト本社勤務の吉田さんの、吉田の備忘録をご覧ください!

Webサイト作成サービス Microsoft Power Pages が公開プレビュー

技術的な内容の投稿やBlogは既に数多く出回っているので、ここではCxOの方々や戦略企画・事業企画の方々“絶対”御覧いただきたい3つのセッションをご紹介しておきたいと思います。

①CEOのサティア氏が自ら担当したオープニングキーノート

②コラボレーションアプリとローコードによるイノベーションの実現

③Revitalize Japan – 技術革新とコラボレーションの未来を共に創り上げる為に(日本語セッション)→5月29日現在映像未公開につき、セッション中にとったスクショを貼り付け↓(後日更新予定)

最後は、「われわれは創業時の開発言語であるBASICから現在まで、開発者の皆さんをとても大切にしてきました。今の日本を変えるのは皆さん一人一人の熱意と行動にかかっています。共に日本の未来をビルドしていこう」というまとめ吉田社長(日本法人)でした。

DXを実現するアプローチとして「産業特化型メタバース」「Microsoft Mesh for Teams」が今回の目玉だったのでしょうか。日本の事例としてKAWASAKIも取り上げられていて、少し身近に感じられました。

いかがでしたか?ご参加された皆様は、どのような印象をもたれましたか?

残念ながら、”Dynamics 365 ”でセッション検索しても、何もでてこなかったのですが、”Collaborative Apps(アプリケーションが連動するような設計になっている)”というキーワードがビジネスアプリケーションについて、多くの方々が同じメッセージをだされていました。

先日、このDynamics Blogに備忘録を残した、

”Office 製品”と”Dynamics 365”の壁が消えはじめた?!

も、”Collaborative Apps”の代表的なシナリオだったと思います。

つまりは、Microsoft 365(Office and Mobility and Security)やMicrosoft Teamsを日々の業務で活用されている方々は、Dynamics 365 の利便性が確実に向上してくるということだと思っていただいて間違いないでしょう。となると、Dynamics 365 (CRM/ERP)を利用しないというのは、大変もったいない結果になると思います。

日本人の低いといわれる労働生産性をあげるためにも、効果があるはずです。

また、DXのレベルを上げていかないといけない状況において、未だDX1.0で苦労をされている企業様は、是非ともDynamics 365 (CRM/ERP)+Power Platformを御社の基幹システム、内製化ツールにご検討くださいませ。

マイクロソフト製品は、DX4.0を見据え着実に進化を遂げていくはずですし、その方向性も打ち出しはじめています。日本のユーザー様が”バラバラ殺データ事件”に遭遇しないよう最適なプラットフォームをご採用いただきたいです。

ローコード領域の目玉は、Power Pagesでしょうか。

Microsoft Power Pagesとは?

テンプレートのカスタマイズなどの簡単な操作で、ビジネス向けのWebサイトが構築できるツールです。セキュリティーを担保しつつ、かつレスポンスのよいコミュニティサイトやFAQ・サポートページを簡単に構築することが可能なアプリケーションとのことです。

Power Pages→Dataverse→D365ERPやD365CRM

という連携シナリオでは、顧客マスタや品目マスタなどのマスタ作成、受発注伝票登録が可能ですね。D365のライセンスがない方でも、Power Pages&Dataverseを使って物理テーブルに書き込むことはできます。ただし、まだVirtual Tableには実装が難しいのでご留意ください。(まだPreviewだから?)

アイコンもようやくいろいろと決まったみたいですね。Flowやアーキテクチャデザインで必要な方もいらっしゃると思うので、↓にリンクを置いておきます。是非ルールを守って公式アイコンやアーキテクチャなどのテンプレをご利用いただけますと幸いです。

Power Platform

Dynamics 365 (CRM/ERP)

Microsoft Azure

Microsoft 365

それから、やっぱり西脇さんが画面に入ってくると、その場の雰囲気が変わる。本物のエバンジェリストの巧みな技は毎回見ごたえがあり感動します。天才クリスティーナの取り組みや新たな視点もイベントを盛り上げてくれました。

最後に、技術の習得や探求は大切な事ですが、それ以前に考えるべきことがありますね。個人的には、サティア氏が冒頭に出されたこのスライドが一番印象に残っています。

”What does the world need?”

僕たちは何ができるのだろうか?立ち止まって考える時間も大切ですね。私も、しっかりと、悩んでみたいと思います。それでは、今日はこのくらいで。Let’s Go Moooore DX365!!