
皆様、おはようございます! 室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。いかがお過ごしでしょうか?
いやぁ、予想はしていましたが、昨日は驚きました。。。
下手したら135円-140円くらいまで行ってしまうのではないかと。今後は「ドル建て」「円建て」の両方で預貯金を管理していないと厳しいんですかね。米国に連結報告する企業様は「悲しいときー( ;∀;)」と叫んでしまいますね。あーぁー。
さて、気を取り直して!今日はつい先ほど(4月21日00時)スタートした、D365BCのLaunch Event(春のメジャーバージョンアップデートに伴うイベント)のオープニングについて備忘録を残しておきたいと思います。
D365BC’s Launch Event has begun, and it’s all the hard work of the Microsoft Dynamics 365 Business Central R&D team over the past six months. Again, awesome content. By the fall of this year, D365BC will surpass Netsuite’s 24,000 company installations and become the #1 cloud-based ERP in the SMB market, both in name and reality. Come on, guys, join us for the best event ever! → aka.ms/BCLA ←
いやぁ、いよいよ始まりました。今日からVer20にアップデートができるようになっていまして、これから既存ユーザー様は5月末くらいまでに、新しいバージョンが利用できるようになっていきます。
「値段が変らないのに、機能がむっちゃ増える」
お得感が半端ないですよね。カスタマイズをすると、確認作業という手間がかかるので、これからの時代は
「アプリケーションはF2S+ローコードでDIY」
に拘って、導入をしていくべきですね。改めてそう感じるイベントになりました。
デンマークのR&Dチームからもご挨拶がありましたが、我々もご利用いただいているクライアント様に、御礼をお伝えしたいと思います。いつも本当にありがとうございます!
実はD365BCは旧バージョンの導入実績を含めると25万社(ホントにとんでもない数字)で、SaaS ERPとしては昨年度の秋に20,000社という数が報告されました。今回はMore than 60%のYoYという表現になっているので、少しわかりにくいのですが、次の秋には、Netsuiteの24,000社を超えて、名実ともにSMB(中堅中小企業)領域の
「No 1 SaaS ERP」
になります。 これは凄い事で、正直言って
「年間10,000社以上の顧客が増える」
本格派クラウドERPって聞いたことがないです。中途半端なローカルERPは他にもあるかもしれませんけどね。
我々のお客様のロゴも2つありました。嬉しいです!
【田中科学機器製作株式会社様】【アダマンド並木精密宝石株式会社様】です。ありがとうございます!【Colorkrew様】も先日事例化されたので、次回のスライドには登場させてほしい!
その他の【弊社のDynamics365のお客様】、いつも本当にありがとうございます!
今、僕は「Dynamics365 Sales(CRM-SFA領域)とD365BC(ERP-SMB)の連携」、そして「Dynamics 365 Marketing」の導入に関わっていますが、特に「Microsoft 365連携」「Power Platform連携」「Azure DevOpsとGitHub連携」「Microsoft Azure連携」はヤバいです。
ここに、ISVやホリゾンタルソリューションのカタログパーツである「AppSourceの活用」により「エコシステムの早期立ち上げ」が実現可能となります。
いつのまにか、AppSourceに掲載のあるD365BC連携製品が一番数が多くなっていました。我々も日本の商習慣機能(J-PACK)を販売していますが、我々のようなパートナーがエコシステムを創るために日々コツコツやってきた成果なんだなと、なんだか感慨深いです。
「Multiplayer Experience」
今回Teams、OneDrive、Outlook、そしてExcel連携が激しく便利になっています(笑)
特に日本の中小企業様は、Microsoft Office製品を沢山ご活用いただいていると思いますので、是非このD365BCをご利用いただいて、弊社も皆様のDX365な活動を更に踏み込んでサポートできればと思っています。
そして現在
「91ヶ国の商習慣に対応」「更に+20αの商習慣機能が本年度中にリリースされる計画」
のようです。世界の78%のGDPを生み出す国々をカバーしているということのようです。
あとは、我々がIaaSで提供しているC-PACK(中国語版)がSaaS化対応されると、メジャーカントリーは全て網羅されることになります。中国は政府との関係があるだろうということで、当社では海外の拠点でC-PACKが利用できるようにチームが計画を推進しています。こうご期待!あとロシアもIaaSですね。僕のロシアの知人もローカライズ担当をやっていて情報をよくくれています。(ちょっと、今はいろいろと難しい状況になってきていますが)
で、今回のアップデートの一番の売りは何か!?ですが、これでしょうね。
「Power Platform Connector」
いろいろなお客様から、「まだか、まだかと首を長くしている」というフィードバックが多かったので、「やっときたかー!」という感じなのですが、
「ついに、きましたー!!」
これは、うちの社内でも更なる活用が進みそうです!Dataverse(D365と密に繋がるクラウドストレージ)連携もより簡単になりそうで、価値のある情報をデータ化していきたいです。僕もやりたいことが沢山あるので、本当にうれしいです!
で、その次は何かというと、欧米では名の知れた「shopify」との連携でしょうかね。こちらは5月にアップデートがあるようですが、
「世界で一番活用されているウェブショップアプリとの連携機能」
これは日本でもリテール業界にとっての「ゲームチャンジャー的な存在」になるかもしれませんね。
既存機能の拡張も物凄くあるので、個別のセッションで詳細情報を確認していきたいと思います。
「Work Smarter」
とは、いい表現ですね。
あとは機能の復活というか、
「Ctrlキー+F1」
でヘルプ画面が右端に出てくるようになりました。これは旧製品でNavisionをご利用いただいていた方がにはお馴染みで、当時は該当するフィールドにカーソルをあてて「F1キー」でヘルプ画面をみることができていました。古くからのユーザーの皆様にとってはなじみやすい機能ですね。僕も何度開いたことか懐かしく思いました。また、今回はヘルプだけではなくて、リンクコピーや、エラー内容を確認するダイアログなども簡単に開くことができます。導入開発に関わるコンサルタントにとっても非常に助かる便利機能が沢山追加されてきました。
次は、そろそろ使えるレベルに来たなと感じている
「Onbording Framework」
ユーザーが自分たちで設定したりできるように、その仕組みを作り上げることができる機能です。我々がご提供しているJ-PACK(日本商習慣機能)も設定していく内容をユーザーに分かり易くガイドすることができるようになるわけです。漸く機能が熟してきたので、当社でも取り組みを本格化させていけると思います。こちらもこうご期待!
「Efficient Administration」
管理センター機能も、いよいよ完成形に近づいてきました。個人的にはほぼ必要な機能群が揃ったという印象です。情報システム部の方や、中小企業で情シスがない場合でも業務管理の責任者レベルでもなれたら十分管理ができるレベルまで簡素化されてきました。是非、このあたりは当社のコンサルタントやエンジニアからトレーニングを受けていただけると幸いです。
そして、「よっ、待っていました!」
「Granular Delegated Admin Priviledges(GDAP)」
ユーザー企業様が、弊社のようなパートナーにどこまで権限を委譲するか決められる機能です。これがなくて、困っていたんですよね。本当に助かります!
続いて、
「Composable Permissions in Business Central 」
権限の管理が物凄く楽になりました。ここはプロジェクトの構築STEPで設定タイミングがぎりぎりになる事もありますし、日本は春には新入社員の受け入れや異動も多いので、しかも年度締め処理のタイミングで多くのことを対応しないといけないわけで、この機能は小規模な情報システム部にとっては本当に助かる機能ではないかと思います。私も活用していきたいです!
そして次は
「Telemetry」
のお話。SaaSアプリでは絶対的にこれを可視化して情報を即座につかむことが大切です。
「60以上のテレメトリー」「430以上のオペレーション」情報が習得できるようです。
「Efficient Troubleshooting in Cloud」
トラブルシューティングを行うために、必要な対応ができる基盤が揃ったという印象です。これまで調査に時間がかかることも少なくはありませんでした。サポート部門にとっては物凄く助かります。
更に
「Efficient Troubleshooting」
これにより、技術者でない方や、コンサルタントもクライアント側からパフォーマンスチェックを行う手段が追加されたので、開発側にエスカレしなくても問題の特定スピードが増していきます。本当に助かる機能の追加となりました。
こちらはノンテクの皆さんにとって朗報です。
「AL- Go for Github」
開発が得意でない方でも、多くの開発者が利用しているGithubとの連携を活用することでソースコード管理、CI/CD管理がかなり効率的に行えます。テナント別の開発物(PTE)や、AppSource管理しているアプリなどもソースコード管理の利便性が大幅に向上します。すぐ使えるのが大きいですね。
「Migration Tool」
V20 にアップデートするツールがリリースされています。是非このタイミングでTryしてみるといいかなと思います。
最後はパフォーマンスということで
「Runs Faster」
毎回アップデートで改善が継続されている領域で、今回も前回よりかなりよくなっています。SaaSはパフォーマンスが命ですからね。いくら機能が良くても、遅くては仕事になりません。マイクロソフトの皆様、ここは継続t系に是非宜しくお願い致します。
はい。ということで、最後のスライドですが、次のアクションとして個別のセッションを御覧いただければと思います。この備忘録でご紹介させていただいた内容を詳細に学習できますし、英語の勉強にもなるし、力も付きます。
→ aka.ms/BCLE ←
こちらをクリックしていただくと、↓の画面が出てきます。
ここで、お名前、メールアドレス、国、会社名、役職などを登録すると、Formsの回答画面が出てきて、そちらに、↓のセッションリストへのアクセスURLが出てきますので、是非チャレンジしてみてください。
→ aka.ms/BCLE ←
ということで、私もこれから一つ一つのセッションに参加して理解を深めていきたいと思います!それでは、是非皆様も、「Dynamics 365 Business Central Launch Event」をお楽しみください♪
それでは、Let’s Go Moooore DX365!