ニュースリリース

2017年1月5日PBC

年頭所感

明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはつつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

今年は、いよいよドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国大統領に就任します。
同氏は「強いアメリカ」を宣言しており、就任と同時に早速動き出すことでしょう。大統領選の際、トランプ陣営は、AI(人工知能)を用いた情報収集が功を奏したと言われています。また昨今、金融市場ではAIを活用したファンドが増加しており、特に膨大な過去データやディープラーニング(深層学習)を使った株価予測への期待が高まっています。元々AIファンドは、TOPIX先物の過去一定期間の値動きを学習し、約140兆通りの組み合わせから最適な解を導き出す仕組みですが、今回の米大統領選後の値動きは予測できなかったと言います。
これらの出来事は、グローバル経済がAIを活用しても予測が出来ない変則的で難しい時代に突入している事を示唆しており、当然、日系企業に於いても、事業の方向性を見失う危機感から新たな大局観(全体俯瞰図)で物事を判断する事が見直されています。

この時代だからこそ、基本に忠実に「品質」にこだわり続けることが、私たちの使命であると考えております。「Microsoft Dynamics事業に於いてアジアNo.1になる」という私たちの夢は、かなり現実味を帯びてきました。あと少しのハードルを乗り越えることで実現できる所まで来ており、社員の協力があれば実現できると信じています。

今年は他の日系企業と同様に、今まで以上に事業戦略を大局観で見る事を心掛け、持続性のある会社経営により、事業拡大を目指して参ります。

【事業の成長戦略】
弊社の事業成長戦略は、他社との差別化を主眼におきグローバル戦略を徹底重視して参りました。
このグローバル「戦略」を「戦術」として中期経営計画に織り込み、グローバルパートナーとの緊密な連携により、これまでの日本人が考える生態系を大局観で見直す事業戦略を採用いたします。弊社は2012年にDynamics AX(最新呼称:Dynamics 365 for Operations)のグローバルコンソーシアムであ「AXPact」に加盟しました。AXPactの加盟国は各国一社と制限があることから、当社は名実ともにDynamics AXパートナーの日本代表となりました。また長年に渡り、Dynamics NAVのグローバルコンソーシアムである「PIPOL」のメンバーとして、強固なパートナーシップを築いて参りました。これら「AXPact」「PIPOL」とのパートナーシップは、海外に進出する多くの日系企業のロールアウト、および外資系企業のロールインに大きな力を発揮し、多くの導入実績を残して参りました。さらに2016年にはPBC Thailand現地法人を設立し、香港、上海に続いて、日系企業の海外進出サポート基盤を、着実にアジアで構築しています。

【事業の柱】
Microsoft Dynamics製品を柱とした事業を継続して参ります。
その為に、国内、アジア向けのローカライゼーションパッケージ(日本語、中国(簡体字)、香港(繁体字)、タイ、ベトナム)として、言語及び商習慣対応アドオンソリューションの開発供給を実践して参りました。また、グローバルパートナーとの事業連携やパートナーシップの強化を図る事で、日系企業の顧客満足を実現する事に繋がり、一定の収益構造、成長基盤を確立することが出来ました。これらを継続することで「製品戦略」や「製品戦術」に於いても、他社との差別化を一段と加速させ、さらにグローバルパートナーとの連携についても強化を図り、日本のDynamicsパートナーの脅威な存在となることを意識しながらビジネスを進めて参ります。

【事業の方向性】
2016年には、世の中がIoTを活用した事業構造に変革していく中、マイクロソフトもそれに違わずビックデータの活用を意識し、Microsoft Azure(マイクロソフトのクラウド プラットフォーム)を前面に出した製品戦略を展開しました。それまで、ERPパッケージの導入はオンプレミスが主体でしたが、Dynamics CRMとERPを統合した新しいSaaS型サービス「Dynamics 365」をリリースするなど、Azureをベースとした製品戦略に全面的に切り替え、今後のIoT時代への布石を打ち始めています。そのため、弊社の顧客提案では、マイクロソフトが掲げる「In Office 365, On Azure, With CRM, Plus Power BI」というコンセプトのもと、Dynamics 365を意識しマイクロソフトのビジネスITインフラをフルに活用しながら、事業の有効性・効率性を最大限に引き出す事を目指します。

【事業の差別化】
Microsoft Dynamics事業における「製品の理解度」「バイリンガルの人材確保」「グローバルパートナーとの協業」等、他社に先駆けて取り組んできました。加えて、他社との「同質化戦略を回避する」ため、差別化施策として業種の絞り込みを実施して参りました。主に製造業、中でも、様々な規制が存在する医薬・化粧品関連、自動車関連、食品関連等に注力したソリューションの提供に強みを持っています。特に、米国大手製薬メーカーにも採用された、医薬・化粧品業向けアドオンソリューション「AX for Pharma」を日本向けにいち早くローカライズし、2012年7月に日本の厚労省が加盟したグローバル査察団体「PIC/S」に対応いたしました。

【2017年の目標】
2017年は今まで蓄積してきたグローバル展開手法を開花させる、飛躍の年を目指します。
そのために、持続性を伴う新たな成長戦略への挑戦に踏み込みます。今、私たちの社会は、IoTを活用する新たなステージに入っています。この会社が10年先、20年先、次の世代まで生き残るためには、社員の能力にも踏み込み、さまざまな局面を打開できる人材の育成が不可欠です。「個々の強化」「企業風土」「文化の改革」「品格の形成」に関しても、社員の意識改革が実現出来れば自ずと目標を達成する事が出来ると信じております。

今年は攻めに転じ、今まで蓄積してきた事業戦略を開花させるためにも、海外子会社を含め、全社一丸となって取り組んで参ります。今一度、皆様に更なるご協力をお願いいたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

株式会社パシフィックビジネスコンサルティング
代表取締役社長 小林敏樹