ニュースリリース

2020年1月6日PBC

年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

令和へと元号が変わった2019年、世界経済は米中の貿易摩擦、中国の経済成長率悪化、英国のEU離脱、ドイツ経済の減速など、不透明感が漂いました。一方、日本国内では内需が底堅く、GDPも実質プラス成長を維持、企業の景況感は高い水準を維持しています。

近年、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の波が益々広がり、多くの企業が生き残りをかけて取り組むようになりました。DXはこれまでの単純なIT化とは異なり、「顧客視点でビジネスの価値を生み出す」ことが必要です。そのためには、経営戦略・ビジョンの明確化、経営トップのコミットメントが重要とされ、経営者には現場の抵抗を抑えながら業務プロセスの改革を実現することが求められます。
またDXを推進する企業の情報システム部門は、従来のような特定業務の課題やコストダウンといった局所的な問題への対応だけではなく、全社的なITシステム構築に向けてガバナンスを発揮していくことが求められます。
しかし、実際にはIT関連費用の80%は現行ビジネスの維持・運営に割り当てられているとされており、戦略的なIT投資のための資金・人材を確保することが難しい状況です。とりわけ、中小企業にとっては容易ではありません。そのため、政府は既存のレガシーシステムがDXの足かせとなっていると警鐘を鳴らしています。

昨年、日本ビジネスシステムズ株式会社、日本マイクロソフト株式会社と協力し、中小企業へのDynamics 365 Business CentralD365BC)導入支援を目的としたコンソーシアム「Cloud ERP Partners foe SMB (CEPS)」を立ち上げました。3社のタッグにより、D365BCの販売パートナーの発掘、およびスペシャリストを育成し、国内各地の中小企業および日系企業の海外現地法人へ向けた導入支援体制の拡充を目指して取り組んでいます。 
D365BC
は、財務、セールス、サービス、生産、SCMが統合されたオールインワンのビジネスアプリケーションで、クラウドサービスとして提供されます。さらに多言語・多通貨に対応していることから、グローバル化する中小企業のDX促進を担うことができるソリューションです。弊社は、D365BCの前身であるDynamics NAVの時代から長年同製品に特化したビジネスを展開し、多くの国内および日系企業の海外拠点への導入支援を行ってきました。また、日本で最初のD365BC導入プロジェクトでは、製品の特性を生かした短期間導入を実現するなど、日本におけるD365BCのリーディングカンパニーとして、またマイクロソフトパートナーとして、D365BCによる中小企業のDXを支援していくことは弊社の使命であると考えます。

国内企業の99%以上を占めると言われる中小企業に対し、D365BCの導入を促進するには、短期間導入メソッドの確立が必要と考えており、弊社内で整備を急いでいます。さらに、各パートナー様の強みを活かしたテンプレートが充実してくれば、D365の採用は一層拡大することでしょう。
但し、SaaSであるD365BCはマイクロソフトから年に2回のアップデート版がリリースされます。そのため、弊社が提供する日本商習慣パックや各社の業種別テンプレートなどのアドオンソリューションも、バージョンアップに対応していく必要があります。弊社はこのバージョンアップ対応についてもお客さま、パートナー様をご支援して参ります。
また、より多くの企業へD365BCを提供するためには、前述の通り、販売パートナーやスペシャリストの育成が必要不可欠です。そのため、弊社では新規パートナー向けの教育プログラムを開発、提供いたします。
加えて、マイクロソフトが推奨するPower Platformについても積極的に取り組みます。Power Platformは、ユーザーが必要な機能をカスタマイズに頼らず内製化することを可能にする、中小企業にとっても有効なソリューションです。弊社はマイクロソフトと協調してPower Platformを推奨することで、中小企業のDXを支援して参ります。

今年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。この大規模なイベントを期にAIIoT5G、マイクロサービスなど、世の中の技術革新にさらに拍車がかかることが予想されます。技術の著しい進化、目まぐるしく変化するビジネス環境において、ITの果たす役割が益々重要性を増す中で、弊社は最先端テクノロジーを備えたマイクロソフト製品をお客さまに提供し、お客さまのデジタル変革に貢献していくことを目指します。
弊社がご提供するのは最先端のソリューションですが、お客さまと向き合うのは人と人。従業員一人一人が成長し、ソリューションだけでなく人としても信頼され、お客さまに選んで頂ける会社となるよう取り組んで参ります。

本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社パシフィックビジネスコンサルティング
代表取締役社長 佐伯明彦