営業支援Expo参加報告&大阪セミナーのお知らせ”日系企業の海外進出をささえるビジネスソリューションとは”

8 7月

皆さん、こんにちは。Pacific Business Consulting, Inc. の吉島良平(Microsoft MVP for Business Solutions)です。先日6月18日に発生した大阪北部を中心にした地震に遭遇しました。また、先ほど台風の影響をかなりうけている関西から東京に戻ってきました。日本は先進国ですが、都市部は電車/地下鉄網が充実していることから、日常利用できているものが移動手段として使えないと本当に苦労しますね。一方で6月18日に滞在していたホテルでは、地震の1-2分後には、日本語・英語・中国語で、今後の余震に注意するようにという多言語アナウンスがあり、阪神・淡路大震災の教訓が活かされていることに少し感動しました。ここ日本は、地震大国なので、しっかりと今後の対策を考えていかなくてはなりませんね。

さて、今日は展示会(営業支援Expo)参加のご報告と、来週マイクロソフトの大阪支店で開催されるセミナーのご紹介をさせていただきたいと思います。

営業支援Expo(www.ss-expo.jp/Home_summer/)とは、営業代行、テレアポ代行、営業支援システムなど営業を支援するサービス・製品が一堂に出展する商談専門展です。営業推進などの営業部門長、経営企画、企画・マーケティング、情報システム関連部門などの方々が来場し、出展各社と活発に商談が行われる専門展のようで弊社は初参加となりました。3日間で34000人の来場者を予定していたようです。

ブース風景その1

この4月から親会社となった関電システムソリューションズ(通称KS-SOL)と初コラボの展示会でした。これからグループ間で、Dynamics戦士が増えていくのは本当にうれしいことです。

今年のブースは、「”失敗させないメソッド”-確かな実務でバックアップ」という、ライザップを意識していた(?)コンセプトでの展示企画となっていました。

ブース前パネル

当社は、マイクロソフトの戦略を踏襲し、Dynamics365、つまりはCRM/ERP連携に関するサービスを展示していました。生産性の向上とビジネスプロセスの再構築が製品/サービスが掲げているゴールです。

CRM/ERP連携

Dynamics365は、他の一般的なCRMパッケージとは異なり、SFAやコールセンターのみならず、マーケティング、フィールドサービス、プロジェクトサービスなどの機能領域が充実しています。また、ERP機能やタレント管理の機能も内包されています。一方でビジネスアプリケーションのサービス化(Dynamics365)においては、カスタマイズを極力控えることが鉄則です。フィールドサービスエンジニアが現場オンサイトで作業をする場合、最近ではタブレット/モバイルでデータ入力を行います。ERP/CRMにカスタマイズを行わず、PowerAppsなどでフィールドエンジニアが作業報告書を入力する画面などを開発していくことになります。

Dynamics365とは

一般的なCRMパッケージは、顧客・営業商談管理を行うだけのものが多く在庫管理機能を持ち合わせていません。販売商材の商談データは入力するが、仕入/購買などはCRMで管理しません。その場合、財務会計/管理会計のデータがうまく取れなくなります。勿論、会社の棚卸在庫の評価方法が”標準原価”だった場合、売上原価は容易に計算できます。しかしながら、日本や中国でよくある月次総平均法や、先入先出法(FIFO)だったらどうでしょう。やはり正確な原価計算を実施し、リアルタイムに管理会計を行うためのERP機能が後ろに必要になるのです。

また、ユーザーにとって、ERPやCRMという区分けはもはや必要なく、必要なサービスを、必要な時に、必要なだけ利用するというステージに入ってきています。それゆえ、マイクロソフトは業務系システムであるERPと情報系システムであるCRMを統合しDynamics365というビジネスアプリケーションをリリースする戦略に舵をきったのだと考えています。

CRM⇔ERP連携

Pacific Business Consulting, Inc. では、上述したマーケットニーズに対応すべく、ERP⇔CRM連携のシナリオをブースにて展示しました。ブースに来られた多くの方々がご興味を持もたれたようで、活発なコミュニケーションをさせていただきました。

展示ブースの雰囲気
リーフレットなど

関西電力グループのブースに、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
生産性を向上させ、正確な経営データを効率よくリアルタイムに把握したい企業様は是非Dynamics365をご利用いただければ幸いです。

展示ブースの雰囲気

デモンストレーションなどは、是非当社までお問合せください。(ブース対応をされた関西電力グループ企業の皆様、大変お疲れ様でした!)

営業支援Expoは東京開催でしたが、実は来週7月11日(水曜日)、マイクロソフト大阪支店(最寄りはJR福島駅)にて、”日系企業の海外進出をささえるビジネスソリューションとは?”というセミナーを実施予定です。こちらも親会社のKS-SOLとの協賛セミナーです。
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セミナーリーフ_表

本セミナーは下記のように3部構成になっています。
「海外におけるDynamics365(ERP/CRM)展開の課題/対策とAPAC (主要14か国)/北米(3カ国)の商習慣対応機能概要の紹介」
「ビジネスアプリケーションをクラウド/Microsoft Azureで使う場合の勘所」
「これからのビジネスソリューションの在り方」

当日は、私のほうで、海外プロジェクトの課題や進め方、そしてアジアパシフィックと北米の合計17カ国の商習慣について概要を解説します。欧州国の商習慣に関してもご要望があれば質疑応答の場で解説しますし、Azure上にビジネスソリューションを構築する場合に出てくる外部とのインターフェースなど設計ポイント、Dynamics ERP/CRM/Marketing、PowerSuite(PowerApps、Power BI、Microsoft Flow)、LinkedInなどのマイクロソフト製品間連携など、海外導入を企画されている企業様にとっては面白いコンテンツがそろっています。急遽Power BI のMVPもデモンストレーションのところに参加してくれることになりました。

海外へ進出されている、これから進出される企業様で、「働き方改革」「デジタルトランスフォーメーション」というキーワードにご興味があれば、是非マイクロソフト大阪支店にいらしてください。当日会場でお会いできるのを楽しみにしています。

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