Microsoft Inspire 参加報告(米国)

14 7月

皆さん、こんにちは。お元気ですか? Dynamics特派員、室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。日本は、これ”夏”なの?という涼しい日々が続いていますね。5月は暑かったのにね? これは9月くらいに猛暑がやってくるんでしょうかね。毎年が異常気象、もう通常気象はないってやつですね。

さて、私事ですが、今年もMicrosoft  MVP Awardを受賞できました。複数のSNSにて、多くのお祝いのコメントありがとうございました。

今年も世界中のDynamicsユーザー様のために最善を尽くしたいと思います。

早速ですが、室長はラスベガスに来ています。えっと2か月ぶりです。5月はDirections NAでこちらに来ていました。今回は世界中のマイクロソフトのパートナーが集う世界最大のイベント、Microsoft Inspireが目的です。昨年度の内容はBlogでも情報を共有していますので、今年は”ラスベガス自体”について、いろいろと書くのは控えておきます。去年と同様で、”暑い”、ほんとに”暑い”。これを猛暑と言わずしてなんというのかという感じの気温です。

ね。ヤバイでしょ?でも、Dynamicsミッションをきちんと果たして帰りたいと思います。

さて、今年も180ヵ国以上から、ものすごい数のマイクロソフトパートナーの皆様が集まっているようです。タクシー運転手さんの情報ではマイクロソフト関係者が、今週なんと4万人‼ 昨年度に続き、Microsoft Ready(マイクロソフト社内のセールス&マーケティングイベント)も同時開催だからなのでしょうね。

T-Mobile ARENAは2万人しか入らないから、ラスベガスで配信を見られる方もいらっしゃるようです。

5日間ですが、下記のようなスケジュールになっています。キーノートは15日(月)と17日(水)のようです。

参加者にはイベントサイトのセッションリストから、参加すべき推奨セッションが出てくるようになっています。AI時代ですね。

日曜日は、展示会場を見に行ってきました。

Partner of the Yearおめでとうございます! 海外で友人が経営する会社が結構リストにいたので、いやぁ、嬉しい限りです。

いよいよ展示会場(HUB)の中へ。

今日はまだまだ人の入りが少ないようです。

このエリアは室長のホームですね。なんだろ。このほっとする感じ。展示されている内容は、先月アトランタで開催されたBusiness Application Summitと同等レベルでした。後ほど時間があるときにこう少しゆっくり会場を回ろうと思います。

おっと、マイクロソフト本社で働く友人の石坂氏が、Linux on Azureのブースにいたのでパチリ。

さて、今年のMicrosoft Inspireの、”基調講演-オープニングのまとめ”は、ほかの優秀な方々にお任せして、室長は、ここラスベガスでしかできない生のDynamicsな活動を、少しだけ考察として、おすそ分けする形で、日々の情報をここに記載していきたいと思いますので、本日より数日間楽しみにしておいてくださいね。

(2019年7月14日ラスベガス15時半現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

いよいよ、初日です。しかし、あっつ。

→初日のコアノート←は、配信もされていました。下図クリックしてもらえると録画が見れます。日本では24時半からのスタートという事ですが、見られた方も多いと聞きました。翌日のお仕事大変だったのではないでしょうか。

既に多くの投稿がSNSでされているので、#MSInspire #MSReady で検索されると相当な情報が取れると思います。

また、もう恒例になってきていて、まわりも期待しているとおもうのですが、亀渕さん(AzureのMVP、且つMicrosoft Regional Director)、吉田さん(マイクロソフト本社CAT所属)の2名が早速まとめてくれています。スピーディーで端的で頭が下がります。生産性が高い方というのは、彼らのような人財の事を言うのだと思います。日本の宝物ですね。いつもありがとうございます。

→https://blog.azure.moe/2019/07/16/microsoft-inspire-2019-day-1-corenotes/←

→https://memo.tyoshida.me/others/microsoft-inspire-2019-corenote/←

お二人がまとめてくださっているので、個人的な率直な感想を記載するに留めようと思います。

  • Gavriella Schuster氏(One Commercial Partner) の潔さ

Listening, Learning, and Growth Mindsetというマイクロソフトという会社の文化を持ち出し、こんな大きなイベントのオープニングで、

After receiving “overwhelmingly negative” feedback from partners on the plan to eliminate internal use rights, “there was really no choice but for us to walk back on that change,” 

と言える人間力。逆に”Trust(信頼性)”を導きますよね。

背景を伝えると、先日、我々のようなマイクロソフトのパートナーにも、マイクロソフト製品/サービスの社内利用を課金するというアナウンスがありました。これは世界中で、大反発があり、当社もどうしようかと関係者で集まってMTGをしたほどです。

考え方はいろいろとあると思うのですが、お客様に何かを提案したり、販売したりするとき、自社利用しているという事実は、ものすごくインパクトがあります。自分もそうなのですが、プリセールスで見込顧客へ訪問する際に、”こういうシナリオで、この製品/サービスを利用しています”という話をすることに相当効果があります。つまりパートナーはマイクロソフト製品/サービスを日々の業務で使い倒す事が大切なのです。(当社の方聞いていますか?w)本件は必ず改善してもらいたいです。

Gavriella氏のオープニングのトーンの低さ。のどの調子でも悪いのかなと思わせる、非常にタクティックな切り出し方だったと感じました。

  • Partner of the Year-お祝い-

今年は海外の知人たちが沢山アワードを受賞したので、本当に嬉しく思いました。

大変さ知っているだけに、この笑顔にやられますね!仲間の喜びは、自分の事に用に嬉しいものです。

Dynamicsな皆様も、一年間お疲れ様でした。Inner Circle 受賞おめでとうございます!今年もみんなでマーケットを盛り上げていきましょう!

  • LeadershipとRelationship

Responsibilities of leadership is …..has nothing  to do with been in charge,  it’s about taking care those in our charge. この表現が強く胸に残りました。要約するとリーダーは管理することが目的/タスクではなく、社員をサポートし、彼らが自然と仕事に集中できる環境をつくること。常に信頼を部下から得る必要があるが、互いに信頼できる状態をつくりあげることが大切。信頼していることを表現するためにも、リーダー側から相談をしていくことが重要ですとのことでした。個別セッションにも登壇されるという事で、有名人だけに満席になるのでしょうね。

  • Judson Althoff氏-Democratizing Digital –

“All of our solution areas will get better in FY20. The innovation that we’re bringing forward is simply fantastic. You’re going to see more collaborative capabilities in Teams. AI capabilities enriched in Teams. Differentiation by industry. Investments in security, in compliance. True richness in the modern workplace. Our business applications will have AI out of the box. Mixed-reality capabilities, open data, common data models for the industry to innovate on top of and unlock new business solutions at scale. In apps and infrastructure, we’re going to invest in IoT, we’re going to invest in the hybrid capabilities. DevOps has really got to be, for us, something that we all work on together, because it is really what unlocks this notion of democratizing digital and empowering developers. GitHub is a first-class citizen for us here at Microsoft. And of course, in data and AI, you’re going to see some just fantastic things. We’re going to bring you limitless data, unlimited analytics. HoloLens 2 will come to market, mixed-reality services will be open and available for you to innovate on top of …(英語を残しておくので徐々に英語に慣れてきましょうね。)

Our AI services will become richer and more powerful, so that you can bring the future forward and enrich the work that people do. (やはり今年はAI!)

石鹸のデザイン要望をとりまとめるPower Appsの活用事例。そのまま製造ラインに情報が飛んでいくようです。彼女、英語でこれだけの方の前で話すのは初めてといっていましたが、デモ含め立派でしたね。素晴らし。

FY20も狙いがしっかりと定義されている。過去、数年間徹底されている領域です。

デジタルの民主化をどう実現していくか?というキーワードでしたが、”Teams+Power Apps+Power BI ”の利用から、Dynamics 365 (CRM/ERP)へ繋げていくというトレンドを創りにいっているように感じました。実際、Teams(Office365)とPower Appsは、競合他社にとっては脅威だと思いますし、包括的なサービスがあるという強みでDXをOne Microsoftに推進しやすいというのも事実ですね。Dynamics視点で見ると、”Power Platform+Teams連携”というのが、今後の実装段階における鍵になりそうです。

  • Gavriella Schuster氏-Closing –

改めて、注力分野の確認。

ここでも事例を交えましたが、Teams、Power Apps、Dynamics 365と説明が連動するようになってきました。(勝利の方程式化になっていくのでしょうかね。)

最後のパートでは、数値情報が色々とありましたが、いくつか抜粋しておきます。

  • 7600万のSMBカスタマーがあり、それは800億ドルのオポチュニティー。Office365はまだ10%以下しかとれていない。
  • 60%ほどのWindows ServerやSQL Server 2008が残っている。2400万にも及ぶインスタンス。それは500億ドルのオポチュニティーである。
  • 毎月350,000のリードを提供してきた。Azure MarketPlaceで毎月9000万ドルにも及ぶ。
  • これまではマイクロソフトの営業が、パートナーのサービスを担いできたが、今後はCSPで、他のパートナーが、別のパートナーのソリューションを売っていけるようにしていく。つまりは22,000人のマイクロソフトの営業以外に、70,000社のパートナーが皆さんのソリューションを販売できるようになる。
  • 今年はパートナーの皆様と40億ドルをCSPで達成してきた。今CSP契約中の顧客が350万社ほどある。CSPのトランザクションは毎年40%の割合で増加している。

個人的に、”CSPパートナーが他社のAzure上のサービスを担ぐ”という考え方は非常に面白いなと感じました。

午後には、”Accelerating Innovation with Microsoft Dynamics 365” というセッションを見てきました。冒頭はビジネスアプリケーションサミットのクロージングキーノートと同じコンテキスト。主催は、Corporate Vice PresidentのAlysa氏。

Woman in Tech。日立ソリューションズの方とのパネル。Azure、D365FO、Power Platformのお話が中心でしたが、“DX”や”ビジネスプロセスの革新”という難題にかなり踏み込んだコンテンツでした。

Sales DirectorであるHayden E. Stafford 氏と、今期の注力領域、Dynamics 365 とPower Platformを業態別に、世界的に有名なブランドが活用していることを強調。

続いて、VeriPark社のCEOであるOzakan Erener氏と、WorkSpanの共同設立者であるAmit Sinha氏を招いてのパネルディスカッション。

GFS(Global Financial Service)や保険領域へのDX、特にOmnichannelなどを活用した生産性の向上、”Build-with”、”Market-with”、 ”Sell-with”というコンセプトに基づいたクラウド活用とDigital Transformationの進め方について。

Alysa氏から、改めて来期の展望について。

パートナーが創るエコシステムへの投資領域について。

パートナー認定制度の見直し。

投資を行う業種マーケットについて。

世界をリードするプラットフォームの提供について。

共にマーケットを創り、共に売るという仕組みについて。

Business Application 領域に、”Dynamics 365+Power Platform” を活用していくこと、投資注力領域が改めて確認できました。あとは具体的な戦術をどうするのか?ですね。

(2019年7月15日ラスベガス25時30分現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

火曜日はキーノートはなく、朝はDynamics 365 CEのVirtual Agentのセッションへ。

Omnichannelや、Artificial Intelligenceについて解説。Tom氏は、AIは人間にとって代わるわけではなく、人間の代わりにタスクをこなす存在と補足。

BBQなのか、SUSHIなのか、ITALIANなのか。の分岐をつくるデモンストレーション。

続いて、プリンターの保守を行うエージェントの構築。

今期のD365 CEの注力分野の説明。Omnichannel、AI、そしてProactive Serviceというキーワードが今年ははやりそう。

Virtual Agentは、Business Application Summitでも話題になっていましたが、保守の実作業や、通常企業が行うユーザーへのヒアリングなどにも転用でき、生産性をあげる非常に効果的なツールです。マイクロソフトも注力していますし、どこかでデモンストレーションをする機会をつくりたいですね。

続いては、Dynamics 365 のUnified Operations Licensing Updatesというセッション。Dynamics 365 for Financfial and Operationsの、ライセンスについての考え方が、会計だけなのか、SCMなのか、小売りなのかでわかれると聞いていたので気になっていました。会計のみの利用ならばメリットが出るかもしれませんが、業態別になると結構複雑になりました。

具体例として。

↓このスライドは大事ですね↓

10月から新ライセンス体系へ変わっていくようです。

ライセンスのお話はセンシティブなのか、LinkedInで投稿したところ、反響の大きさに驚きました。海外のDynamicsパートナーの皆様にとってやはり興味が高いことを再認識できました。

 

続いて、Dynamics 365 for Marketingのセッションへ。Anatha Ramachandran氏が担当。

リファレンスカスタマーから。

What’s Newですね。

現在Public Preview(本番リリース前)になっているMarket Insights機能について。

10月にリリースされる新機能について。

前のセッション同様、こちらも価格リストが変更になっています。Dynamics 365 for Marketingはテナント単位のライセンス体系になっているので、前述のようにUser Attach Lisenceの考え方は当てはまりません。

認定資格について。

これは知りませんでしたが、なんとドイツのサッカー協会で利用されています!

最後は、豪華なメンツで、パネルディスカッション。

まとめとして、下記のような段階を踏んでビジネスにしていきましょう!とクロージング。

折角Open Data Initiativeのコンソーシアムをやるならば、もっとAdobeを絡めたデモンストレーションが見たかったなというのが個人的な感想ですが、インテリジェントなマーケティング、セールスオートメーションが、増加していく顧客要望に対する一つのクラウドベースのソリューションとして有益であることを確認できたことがよかった。もう少しシナリオを作りこんで、参加者が、”Make WoW”となればなお良かったですし、予算VS経費、効果測定なども含んでもらえると、パートナーは売りやすいのだと感じました。

明日水曜日はサティアナデラCEOと、ブラッドスミス社長のコアノートがあるので、会場は盛り上がるでしょうね。個人的にも後12ヵ国の知人たちとMTGがあるので、残り2日間積極的に情報交換をしたいと思います。

(2019年7月15日ラスベガス22時30分現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

水曜日のキーノートにはいよいよCEOのサティアナデラ氏、Presidentのブラッドスミス氏が登場です。昨年度同様すごい数の人になるからはやめに現地へ。

やっぱり、大変なことに。遅く来られた方がコアノート開始に間に合うといいのですが。

さぁ、そろそろ始まりますね。

初日に続いて、亀渕さんと吉田さんが、もの凄いスピード感で、まとめてくれていますので、共有しておきます。↓クリックしてくださいね↓

Microsoft Inspire + Microsoft Ready 2019 Corenote(コアノート)まとめ

いくつかコンテンツがある中で、”日本”というキーワードで2つほど感銘を受けたシーンがありました。日本人として胸が熱くなる瞬間を体感できて幸せでした。関係者の皆様、ありがとうございます。

リアルタイムに翻訳をして、音声を合成、Azure Spatial AnchorsでHoloLens2とiPhoneでホログラムを共有しているとのこと。ジュリア氏が日本語を流暢に話すなんて度肝を抜かれました。

続いて、“老舗ベンチャー”ゑびや大食堂が「的中率9割」のAI事業予測をサービス化した事例。Power AppsをITでない方が学んで成長していったサクセスストーリー。激胸熱でした。このPVを海外で見れるとは。。。

本日もDynamics視点で纏めていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

(2019年7月17日ラスベガス18時40分現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

午後はDynamics 365 for Financial and Operations のセッションに出ていました。Business Application Summitと内容が被るところは結構あるものの、刷新したコンテンツもありました。ここではあまり詳しくかかないので、→Blog←に記載のあるD365FOのセッション概要を見てもらえるといいかと思います。

FOユーザーのほうがオンプレAXのユーザーより多い。この12か月で月次アクティブユーザーが2.5倍。更には、新規顧客はクラウドベースのFOサービスを選択しているとのこと。

ここからは評価機関マトリックス。

Nucleus ResearchではFOはリーダー的なポジショニングになってきています。

下記の業種のAppsが増えてきています。財務関係(特にTAXだろう)とHR(人事系)のAppsも出てきています。

小売業においては、下記の領域の改善がなされています。

SCM(製造を含む)においては、下記の領域の改善がなされています。特にService PlanningはMaster Planのパフォーマンスの改善につながります。EAM(資産保全)やIoT関連にも注力しています。

以下デモンストレーション。

財務会計においては、下記の領域の改善がなされています。AI、収益認識基準。経費精算、モバイルを使った時間管理。銀行勘定調整の改善。

以下、デモンストレーション。

全体的として、下記の領域の改善がなされています。Business Application Summitの時に書いたBlogを是非ご覧ください。

以下、デモンストレーション。ビジネスイベント、Microsoft Flow連携からの承認。

ここは大変魅力的な管理のための機能がそろっています。

プロジェクトメンバーを管理したり、プロジェクトの範囲などをメモしていくようなことができるようになっています。

通知機能なども利用できます。

いよいよ、D365FOがCDS対応します。

ここで全部はご紹介できませんでしたが、2019年度のリリースでは110を超える新機能が追加されました。

今後12-24か月での拡張予定領域の説明。

最後は、参加者に質問をウェブに投げてもらって投票。

D365FOも機能が充実してきましたね。AXAPTA2.0の時とはえらい違いだ。MVPとしても必要な機能はR&Dチームに訴求していきますので、お困りの事があれば室長までご連絡ください。

さて、セッションとセッションの間で時間が空いたので、HUB(展示会場/EXPO)をぶらり。少しでも会場の雰囲気が伝わればと思います。

Virtual Agentのセッションでも話題になっていましたProactive Customer Service!

ISV(インダストリー対応ソリューション)に対して質問をするブース。

コネクテッドフィールドサービス、HoloLensとの連携。Remote Assitですね。

ここはAI機能の説明。

ここではD365のFOとBCの説明が行われていました。でも、パネルの下にTalentって書いてあるんですよねw

ここではLife Cycle Service (通称LCS)を以前MVPだった現マイクロソフト社員のLane氏が一生懸命説明していました。ほんといいやつなんですよ。ナイスガイなんです。

ここは小売関係の機能の説明。特にE-CommerceとFraud Protection(ブラッククレジットカード対策)の話。

ここでは、D365 for Project Service Automation (CRM側にあるプロジェクト管理)の説明。

定着してきたMicrosoft 365という名前。ここではWindows 10+Enterprise Mobility and Securiy+Office365などの説明も行われていました。

続いては、Microsoft Project とDynamics 365 Project Service Automationの改善を行うための知恵出しQA。今後プロジェクトをどう管理するか?本気で議論をしないと、顧客が満足できるソリューションが出せないなと感じました。Teamsもあるし、Microsoft Project もあるし、Dynamics 365 for Project Service Automationもあるし、ERPでWIP(仕掛)やサービス請求(購買や経費も含む)管理する必要があるので、連携シナリオが練られていない。もっと研鑽が必要ですね。

 

また、オンラインのMicrosoft Project が今後メインになっていくという事で、パートナー側からの反発?もありましたが、トレンドはウェブなので、致し方ないと思いますし、より多くのメリットをユーザーが得る方法を考えていかなくてはならないでしょう。(Dynamicsもそうだったので、懐かしく思いました。時の流れははやい。)

(2019年7月17日ラスベガス25時00分現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

さて、最終日(木)がやってきました。今朝は8時半から、Build Insightful Power BI Dashboards within Teams using visualizations created in Microsoft Visio. というセッションに参加してきました。結論から言うと、このセッションは無茶苦茶よかったです。

お店の在庫数をモニタリング。

Power BI で絞り込んで表示。

部屋のモニタリング。

ローン承認のモニタリング。どこがボトルネックになっているか?

組織パフォーマンス。売上を表示。

品質管理における問題分析。

VisioダイアグラムをPower BI へ埋め込む。

メールでVisio Visualを送信、PDFやPower Pointへの書き出し、Microsoft TeamsのタブにVisio Visualを埋め込んだ、Power BIレポートを表示することもできます。

いつでも、どこからでも、てきな。

Teamsの活用例。

下記のフローをPower BI に表示する方法。

Visio Add-In を活用し、

フローダイアグラムの可視化を更に色付けして、よりわかり易く実装。

ついに、Visioもウェブ版がリリースされるようです。

思わず、下記のように呟いてしまいましたが、

実際のビジネスプロセスの中でどのような問題/課題があるのかを見える化するには非常に有効なソリューションで、Dynamics 365 の中のBPMツールとして活用できるように感じました。

昨日参加したMicrosoft Project のセッションも同様なのですが、Dynamics 365、Teams、Power Platformと合わせて、ユーザーがよりはやくアクションをとれる情報をダイナミックに見える化する必要があります。今後のシステムデザインに非常に参考になるセッションでした。

続いて、Getting to the heart of Azure supply chain with Microsoft Dynamics for Finance and Operationsというセッションに参加しました。これはMicrosoft 社とArmanino社がDynamics 365のHigh Tech SolutionをMicrosoft Azure の Supply Chain チームに導入したというマイクロソフト社の社内導入事例の公開セッションでした。

パートナーの説明。

ビジネス上の課題。

選定の過程において。

何故、D365FOを選定したのか?当社においても、よくある決定理由です。

相当な効果が出ていますね。

やっぱり、相当なリソースがプロジェクトに関係していますね。見るからに大変そうだ。

マイルストーン。

マイクロソフトのエコシステムを横断する複雑すぎるビジネスプロセス。

変更管理について。基本ですが、ものすごく大切です。こういうのもBusiness Eventで、本稼働したら、現場からの要望をTeams + Powe Platform +D365FOで管理するのもいいかもしれません。

投資対効果。いい結果ですね。

Excel管理していたものが、FOにのったわけですね。Microsoft Project ではなかったのですね。

社内事例の公開というのは非常にレアなので、参加者は前のめりになって、聞いていました。私自身もその一人です。個人的に気になったのですが、変更管理が当初予算の20%上振れと言っていたので、相当優秀なメンバーだからこその達成なのだろうと想像しました。やはり基本に立ち返り、システムに業務を合わせにいく、くらいのBPRが大切ですね。あと、Dynamics 365 Project Service Automationを利用しなかったのはなぜなのだろうか?そこも大変気になっていたので今度聞いてみようと思います。

(2019年7月18日ラスベガス26時00分現在|以降徐々にアップデートしていきます。)

そして、最後はJapan Area General Sessionに参加。やっと日本語のセッションです!日本から550名の参加ということで、最終的には満員になっていました。

冒頭はOCPのTOP、高橋美波常務からご挨拶。

あれっ?今日は眼鏡なんですね。パートナーの皆様へお礼から。

Toby Richard氏より。

エンタープライズ企業には、昨対比6倍のプロジェクトになり、8倍のAzure消費をパートナー様のソリューションを活用し、クライアントのDXトレンドを推進しています。

我々のソリューションやDXを推し進める機会を得るには、3つの原則があります。
サティア氏がコアノートで述べたように

  • テックインテンシティー(強固な技術)=(テクノロジーの採用×テクニカルキャパシティー)^信頼の力
  • カスタマセントリシティー=顧客中心の世界
  • シンプリシティー=シンプルな方法で素晴らしい体験を提供する。

多くのパートナーやカスタマーとこのことを話すことがあります。一つの例をご紹介します。1月に大きなリテールカンファレンスでいくつかのパートナーと話す機会がありました。現在スターバックスのセキュリティーカメラには、我々のAIの技術、店舗のポイント/収益管理システム 、パートナーの業種別アプリケーション、機械学習が連携され、顧客の満足度向上、収益向上に貢献しています。機会学習やAIはストアマネージャー、ストアスタッフに新たなインプットを行い、よりよりカスタマー体験を提供しています。

我々マイクロソフトではPtoPとコンセプトを表現しているのですが、皆様はカスタマーにだけではなく、他のパートナーにも新たな価値を提供しています。パートナーだけでなく、当社顧客であるのエンドカスタマーともコラボレーションすることで、継続的に技術、データ分析、洞察を一緒に追加していくことができます。我々が創り出すエコシステムが、イノベーションを共につくっていけると考えています。ここにいらっしゃるパートナーの皆様のビジネスモデル、ソリューションをトランスフォームし、顧客へ提供できる素晴らしい価値を差別化していけるステージに入ったことにエキサイティングしています。

我々はパートナー様のビジネスの成功のために調査中ですが、Co-Sellプログラムで95億ドル、それはクラウドソリューションプロバイダープログラムに入ってメリットを受けているパートナー様の数字ですが、入っていないパートナー様でも、クラウドソリューションプロバイダープログラムとのバンドルインストレーションで毎年42%以上収益が伸びているようです。
マイクロソフトマーケットプレースからパートナーの皆様のソリューション、アプリケーションを販売しています。Microsoft Partner Centerを活用し、皆様へより多くのビジネス機会を継続的に創出していきます。

一つの例としては、Inspireでアナウンスしたように”Microsoft Learn”, Learning & Skilling(技術力向上)の機会を皆様の組織に提供します。また、皆様のソリューションをCommon Catalog(共通カタログ)に掲載してまいります。これがマイクロソフトの次世代コマース体験になるでしょう。皆様の既存顧客や新たな顧客へ、Microsoft App Sourceや、クラウドソリューションプロバイダープログラムで知り合った新たなパートナー様と共にサービスを提供していく環境、すなわちマイクロソフトのCo-Sellのコンセプトで、売上を加速度的に拡大していきます。Microsoft Partner Centerがそれを可能にすると考えています。

ラスベガスで一緒に我々の新会計期間をキックオフできることを大変嬉しく思っています。
未来に向かい、新たな付加価値をつけ、更なるデジタルトランスフォーメーションを推進、我々の大切な2020年をスタートさせましょう。本日はありがとうございました!

そして平野社長登場!

おはようございます。いよいよインスパイヤも最終日ですね。連日のセミナーに毎晩のお酒でコンディションはいかがでしょうか?大丈夫でしょうか。さて、昨夜はボヘミアンラプソディーの映画の効果もあり、クイーンのコンサート最前列は日本人の年配ばかりだったと聞いています。最後のチャンピオンが流れるところでは、涙をした方もいらっしゃるとききました。

日本からは550名近いパートナーが来てくださいました。心より御礼申し上げます。
私のほうからは昨年度FY19の振り返り、FY20取り組みについて解説させていただきます。
こちらが弊社のミッション。目指す企業像です。創業したのは1975年。ビルゲイツがソフトウェアのマジックをもって世の中を変えていきたいと考えてはじめました。マイクロソフトはPC、Windowsのイメージが強かったと思うのですが、今はインテリジェントクラウド、インテリジェントエッジな世界、全ての個人と組織がより多くの事を達成することができるようにするのが弊社のミッションです。日本は人口減、経済などの課題がありますが、日本には素晴らしい人材があり、テクノロジーがあり、そこに弊社も少しでも貢献させていただきたいと思っています。

3つのカテゴリーにおけるイノベーションを進めていきたい。
働き方改革、いつでもどこでも仕事ができて、見えて、繋がり、すぐにアクションがとれる世界の実現を目指してきました。自社をモルモットにして多くの事に取り組みました。

社員の生産性はこの10年で3倍にあがりました。残業時間も下がりました。しかしながら、日本マイクロソフトは月次レポートがAIから報告が上がってくるのですが、日本マイクロソフトは一人当たりのメール、メールのCCの数、1時間以上のMTGの数、これらが世界一という実情です。

生産性は、まだまだツールの使い方、オペレーションの仕方など、変わっていく必要があります。我々が自ら変わっていきながらパートナー様と共にイノベーションを進めていきたいと考えております。

インダストリーでも、MaaS、小売、フィンテックなどの変革が進んでいます。
コンシューマー、ライフサイクルイノベーションもBtoBtoCというかたちで貢献できると思っています。私が社長になって丁度4年。9月から本社のほうでパートナー様担当のVPになります。引き続き皆様と一緒にビジネスをさせていただきます。この4年間で日本マイクロソフトの売上は2倍になりました。FY19のYoYは30%を超える成長率で、世界の先進国の中ではNo1です。クラウド、デバイスも大きな成長をとげることができました。皆様のご協力なしにはできなかったことです。心より御礼申し上げます。

キーノート、サティアから話がありました。パワープラットフォーム、チームズ。
半年以上前にサティアと話をしたときに、彼が、”Teamsはコミュニケーションプラットフォームにおける次のWindowsと同じ” 参考までに、Teamsのユーザー数はSlackよりも違う角度で急成長を遂げてきています。過去マイクロソフトがリリースした全ての製品の中で、一番はやくお客様に利用されている製品がTeamsとなっています。

セッションの中でAzureの話もありましたが、競合もありますが、年々皆様のご協力もあり、
7月のアナリシスレポートですが、導入を検討したいパブリッククラウドのNo1に選ばれています。

FY20ですが、ここからは大きく色々変わっていくと思います。皆様と一緒にインパクトを出していきたい。AI、MaaS、フィンテック、公共系、政府系もそうです。働き方もあります。

サポート終了のWindosw Server SQLに伴うサービス、AIの人材育成、HoloLens、製品体系沢山ありますがコアとなるのは皆様と一緒に今ある仕事を一緒にやって、日本をもっと元気にしていきたいと思います。

—各種アワード紹介—
おめでとうございます!
—各種アワード紹介—

—パートナー認定—
おめでとうございます!
—パートナー認定—

FY19ありがとうございました。少しだけのご紹介になりましたが、皆様と協力で多くの事を達成してきました。数の話ばかりしてきましたが、多くのお客様が皆様のお力を通して仕事の仕方、ビジネスモデル、生活の仕方を変えたり、よりよい社会ができていくのではないかと思います。改めて皆様に感謝すると共に、引き続き宜しくお願い致します。どうもありがとうございました。

高橋美波常務にバトンタッチ。FY20年の目標。ちなみに、平野も、私もQueenのコンサートの最前列にいましたw

デジタルの民主化、デジタルデバイドを削減。パートナーと一緒にやっていきましょうとJudson氏から。えびやさん→IT部門がない会社のIT担当でない業務担当者が、アプリケーションを自ら開発、その中で変革をしていく。ITを活用してビジネスを変えていくというステージに入ってきた。パートナーの皆様と一緒にやっていきたい。パートナーリングからパートナーシップへ。Gavriella氏からも話があった。実際のビジネスを推進する中でパートナー様、エンドユーザー様との信頼関係を構築していく。ライセンスビジネス→クラウド時代へ

①インダストリーフォーカスの加速
新しいソリューションやアーキテクチャの構築。案件中心のアライアンス支援だけではなく、パートナー様の中のインダストリーの方々とも連携。現場での問題を把握し、課題解決を行うソリューション/サービスを創っていく

②リクルート体制強化
アナリティックス、AIのキーテクノロジーだけでなく。昨年度は50社のISVパートナー様を日本に向かい入れて、PtoPのネットワークを活用してパートナー様の中でナレッジを共有してもらいました。業種に強いパートナーと連携を加速し、マネージドサービスの厚みを出していきたい。

③Co-Sell
Toby氏からも説明がありました。初年度は400件、昨年度は800件、今期の目標値は1600件、共同案件を倍増させ、付加価値を高めるためにインダストリーのニーズにあったISVを提案していく、Azure Customer Valueをあげていく。昨年度のQ4あたりでは、1件あたりのACVが17万ドル。かなりISVがお客様に入ってきたので継続していきます。同時にAzureだけでなく、Teams、Dynamics365、Power Platformなども共同販売を推進していく。パートナー事業本部だけでなく、営業部門(EPG、コマース、パブセク、SMC)の役員とも連携し、One Microsoftで推進していく。

④バリューチェーンの確立
過去はマイクロソフトにきたリードをパートナー様にお渡しして、パートナー様がクロージングまでもっていくというのが過去のビジネスでしたが、現代のクラウド/エッジファースト時代のビジネスでは、Gaburiekeからも沢山の話がありましたが、エンドカスタマーに継続的にサービスを提供していくことが重要。弊社が用意するプログラムの中で、Fast Track, Customer Success Managing, Partner CSAをいれながら、パートナー様とエンドカスタマーを継続的に支援していくことでエンドカスタマーのアタッチメントを増やし、業務改革を推進、DXを実践していきます。

⑤Tech Intensity
昨年度は約2000名のAzureの認定をパートー中心に取得いただきました。今年は5000名のAzure認定者をつくっていきたいと考えています。実際に案件に携わっているフロントラインのSEの方々に、現場で必要なAzureのSellingを一緒に取り組んでいく。パートナー様だけでなく、エンドカスタマー、マイクロソフト社内でもソリューションセリングができるようしっかりと推進していきます。

Infucrion様、QRバーコード決済、キャッシュエクスペリエンスソリューション。従来の信用データだけでなく、実モバイル情報のデータを活用、個人信用や、パテント情報などから資金調達、新しいポイントを付加することによりエンドユーザーに差異化したサービスの提供。

そごう・西武様、これはブレインパッド様が受賞。購買データだけでなく、会員情報、ウェブコードでの同線をデータ分析、OneToOneデジタルマーケティングを推進。新たな顧客を獲得。データマイニング、分析、新しいサービスに展開していく。ここはますます重要になっていく。

加賀市様、IoT技術を活用したリアルタイム除雪対応システム。2016年に大雪、除雪車が足らず、大きな問題になりました。そのため画像認識、データを測定し、除雪の速度、強度をシュミレ―ションし、必要な除雪車を準備。4か月くらいのスピード感で導入。

高橋常務にバトンタッチ。あれ、眼鏡がなくなっている!

先々月、マイクロソフトパートナーネットワーク インダストリー、約94社のパートナー様で構成。個々のインダストリーに特化したソリューションを、マイクロソフトと一緒になって作ってお客様に提供していけるようにしていきます。

スキリングに関しては、Chief Learning Offierである伊藤かつらさんにご説明してもらいましょう。

サティアの最初のメッセージ、テックインテンシティー、カルチャー人事、DXを進めるにはには、これをやるしかないということで。5年ほど前に、皆様に、これからはAzureです。Azure=テクニカルスキルですとお話をさせていただきました。この度、このプログラムがワールドワイドでラウンチされまして、Skillingという名前で皆様にご紹介します。

お客様、パートナー様、弊社社員のデジタルスキルを強化します。現在マーケットで一番足りていないスキルは何でしょうか?それは、Azureです。Azureです。Azureのテクニカルスキルでございます。大事なので3回いわせていただきました。

お客様、パートナー様、社員のAzureテクニカルスキリングを大々的にやらせていただきます。
年間の計画、Azureの技術者を何人つくっていただけるか?AzureのConsumptionのコミットメント、認定資格者数の数が大事。例)4名の資格をとってもらえれば、次回より深いトレーニングをお安くご提供していくなどの対応を行います。ハンズオンやハッカソンのようなものもご提供します。Azure Technical Traininerという新たなロールをつくって皆様へより実践的な技術、スキリングをご提供してまいります。スキリングのご相談があれば、なんでも私までご連絡ください。

高橋常務より、4つのことを皆様にお願い致します。

①インダストリーシップ
アーキテクチャーの開発、お客様への展開

②カスタマーサクセス
包括的に、連続性の中でクライアントをケア。Teamsを活用。新しい働き方、業務改革を促していく。フラットなコミュニケーションを確立し、社内の連携を促進する。
Teamsを核とし、Dynamics 、Power Platformを展開、データを活用し、新しいサービスを連続展開していく。マイクロソフトとパートナーでお客様を包括的にサポートしていく。

③ニュービジネスへのトランスフォーム
デジタルの民主化、ISVを活用して、(Power Platform、Teamsも)短期間でお客様へ導入していく。まだまだ日本はシステムの導入に時間がかかりすぎています。スピード感をあげて対応していくこと。

④Skilling
昨年度は、Center of Excellenceという部門でパートナー様のコア人材に対してスキリングを行いました。今後は、フロントラインのSE様、実際案件を推進している担当者の皆様へもSkillingを行っていきたいと考えておりますのでご協力宜しくお願い致します。

恒例になってきました。今年も海外で日本のTOPエバンジェリストのデモンストレーションが見れるというDynamicsな幸せ。

サティアのコアノートを振り返ってみたいと思います。

Tech Intensity。というスライドを、サティアが技術的な理解・強度を高めていく。
その中でゲーム、データ、AIの話もでました。どんなデモがあったのか?ってことを確認しましょう。それが皆様が帰国していただてからなさっていただきたいことだとおもうわけです。

一番最初にサティアが説明したのは、データが爆発的に増えていく。
サティアがポケットから小さなものを出したものを覚えていますか?マイクロソフトが出しているIoTを支えるチップです。様々なところにはいっていますよ。どこに入っているか?スターバックス。物凄い数がはいっていくんですよ。そこからデータがあふれていくんです。このチップが搭載されているボード、Azure SphareのIoTモジュール、デヴェロッパーキットとして利用可能。それがエスプレッソマシンに入っている。沢山のデータが送られてくる。

であれば、車のデータであればどうなるのだろう?大量データをさばくため仕組み。SQL Server Database Hyper Scaleのご紹介です。

車両が入っています。ここにボードが入っています。
415GB、1台でこれです。今1000台の車で見ています。15GBを超えて、16GBに近づいている。
AWSだと、16GBがMAXです。

Azure SQL Server Database Hyper Scale、1,000,000台。100TBを超えて、200TBまで処理。
IoTデータが集まるようになった。それをしっかりとクラウド側で処理するための仕組みは、考え方をかえないといけないよね。クラウド側もエッジ側も。

そのデータから人工知能により様々なサービスを提供する。その一つの例として、Mixed Realityをつかって、ホログラムを提供し、その中で人がしゃべっている。びっくりしましたよね。日本語で話しています。非常に印象的なイントネーションですね。Azureの音声合成機能、ニューラルテキストToスピーチ。一切加工しないでこのデモンストレーションが行われています。ですからイントネーションが少し印象的なのです。彼女の声を使って、機械が合成した日本語です。ここまでの品質ができていることをご理解いただきたいです。

このデモンストレーションでは、Azureによって、まずは音声をテキスト化、翻訳して、日本語を使って音を出す。Azure上の人工知能による音声の認識、翻訳、合成、再合成という考え方。

 

アプリケーションの話。Power Platform、PowerApps。注目すべきデモンストレーション。Empower Citizen Developer。直訳すると市民の開発者増やす。誰でもDevになれますよ。
ちょっとAIを使いたいから、ビジネスアプリケーションを構築して業務改善につなげていくというお話がありました。どのようなデモンストレーションだったかというと。Power Appsの中にはAI Builderというものがあります。

パートナーの皆様、やっていただくことができます。画像からこういったオブジェクトを認識するというアプリケーションをつくります。大量の画像から一つ一つ指定して覚えさせることが必要。これはSurfaceのアダプタですよ。Surfaceペンですよ。Surfaceマウスですよ。
などと人工知能で覚えさせるのです。覚えさせるとモデルができます。モデルができたらあとはドラッグアンドドロップでプログラムをつくる。パートナーの皆様、帰国してすぐできます。

ここで覚えさせたオブジェクトの検出ができる画面を貼り付けます。モデルは先ほどのモデルを使います。画面の大きさはこのくらい。そして、検出されたらデータを加工しなくてはなりません。データを表示するというテーブルをここに追加します。このテーブルは先ほど検出したオブジェクトの中にあるデータを使いますよ。データは数と名前を自動的に表示してください。これで画面ができました。アプリケーションができました。自動的に更新されています。

さぁ、今つくったアプリケーションを使ってみたいと思います。画面開き、写真を撮ります。これを使います。先ほどつくったモデルで画像分析が行われます。これが何であるか検出してくれています。というアプリケーションをコーディングすることなく構築できます。

人口知能を育てるのは大変、学習モデルを使ってアプリケーションをつくるのが大変ですが
ノンコーディングで構築できます。どなたでも、人工知能をつかったアプリケーションを構築することができます。しかもiPhoneで利用可能。

生産性向上の話、Teamsの話。Slackのユーザー数を抜いて、世界で一番大きなコラボレーションプラットフォームになってきています。
チームワークを支えるためのHub。チャット、MTG、コラボレーションのための様々なOfficeアプリケーションが統合、Dynamics365も使える。

展示会場でTeamsによる連携のデモンストレーション。どんなことをやったのか?

Slackは便利かもしれません。でも、Teamsを使ってください。理由としては、ファイルが統合されているからです。Dropboxやboxを別にファイルを管理する必要がありません。BIが統合されています。手書きのノートも統合されています。更に動画も統合。クラウド上に登録されている様々な動画を再生可能です。他には何がありますかね。Excelへのデータ入力。スマートフォンでやってみましょう。画像からデータを読みます。表データ作成、ついでにグラフもつくってみましょう。これ、先ほどのTeamsの画面にすでに更新されています。人工知能のAIの力を使っています。AIの力はTeamsにアクセスしていただくとよくわかります。会議はZoomを使っている会社があるかもしれませんが、Teamsにはその機能が入っています。

私の画面の背景をぼかすことができます。プライバシーがかかわること、自宅、見えてはいけないホワイトボードなど。MTGの相手を呼び出してみたいと思います。Togoさんこんにちは。私の背景ぼかしているのですが、Togoさんも背景を処理してもらえますか?人物をAIで認識して、背景をぼかす。家庭のだれか、家の中の様子、見えてはいけないデータ。

Teamsの説明を英語でお願いします。英語を理解するには字幕をみたいですね。字幕を出してもらえますか?彼女は自信の英語に対して字幕を出すことができます。人工知能でビデオ会議がスムーズになっていることを確認できましたね。Togoさんありがとうございました。

昨日のサティアのコアノートでPower Pointには人工知能AIが多分に含まれていることに気づきませんでしたか?デザインアイデア、地球環境問題と入れると、右側が地球環境をイメージするスライドを表示します。IoTの現状のデザインアイデアの画面はこういう画面がいいですよね。人工知能がテキストを見て、どういうデザインがいいか、画像がいいか候補を出しています。このPower Pointには多くのAI機能があります。スライドに字幕を表示する機能が標準で入っています。日本語で話ている内容を他の言語で字幕を表示することができます。字幕を表示する。最初からプレゼンテーションをするだけです。日本語を韓国語にできるわけです。Power Pointの基本機能として入ってきています。

他にも人工知能を体感することができます。それは、Power Pointのリハーサル機能。この画面をみてください。コーチという機能が入っています。実際にやってみましょう。リハーサル、私の話している言葉を速度、言葉を検出して適切なプレゼンテーションを支援してくれるわけです。

それでは、ソーラーシステムのスライドみてみましょう。私のは、ゆっくりねなんですね。
次のスライドに行ってみましょう。惑星が直列に並んでいます。

私のPower Pointのしゃべりはどうだったか?人工知能よってレポートされます。

私がご紹介させていただいた昨日のサティアのコアノートから。こんな情報があったと思います。最後はマインクラフトでした。βが始まります。このように画面を見れます。おっと、大きくなりすぎた。イメージはこんな感じです。

パートナーの皆様にお願いです。パートナーの皆様が帰国されてすぐに試せるものばかりです。Teamsをご利用なさってみてください。人工知能が沢山あります。画像からExcelへiOS/Androidで、Power Pointも簡単です。AIを使って簡単にアプリケーションをつくることができるPowerApps、これも是非おこなってください。マインクラフトβ版の登録を先にしておいてください。

そして、私が本日紹介したスライドはここでダウンロードできるようになっています。

お願いごと、先ほど伊藤かつらも申しましたが、Tech Intensityを確保してもらい。そんなふうに思っています。以上で、私からのデモンストレーションは終わりになります。ありがとうございました。

最後は改めて高橋美波常務から。FY 19年は素晴らしい一年でした。ありがとうございました。深く御礼を申し上げます。FY 20は今期皆様と一緒になって、日本だけでなく、グローバルに展開したいと思います。来年度もラスベガスかどうかわかりませんが、All Japanで世界を圧巻したいと思います。本当に一年間ありがとうございました。今期も宜しくお願い致します。
以上をもって閉会致します。

—番外編—

な、懐かしい。。。。

な、懐かしすぎる。。。

—番外編—

(2019年7月20日日本時間17時00分現在|以降徐々にアップデートしていくかも?)

7月20日17時頃に上野駅に戻りました。7月のラスベガスは猛暑というか激暑なので、肉体的に疲労したように思いますが、なんとかそれなりのパフォーマンスが出せてほっとしています。みんなで稼いだお金を使わせてもらって出張に出ているので、世界のどのDynamics戦士にも負けられませんしね。

パートナー/マイクロソフトとのMTGは、22ヵ国とはFtFで、残念ながら2カ国はTeamsと電話でをなんとかコミュニケーションを取れました。もう少しうまく時間をつかうべきだったと反省中です。セッションは1つを除き、予定していたものに参加でき、いいインプットが得られました。

ビジネスアプリケーションのブースでは、ほぼすべての担当者の皆さんとコミュニケーションをとることができたので、こちらは合格点を室長にあげることができます。

Blogは亀渕さんと吉田さんのコアノートサマリーに感謝しています。転載もさせていただきました。私も限られた時間ではありましたが、”Dynamics周りの情報を発信”させていただきました。

さて、マイクロソフトのITコミュニティーは、

”Learn”,”Connect”,”Share” and ”Inspire”

です。学んで、繋がって、共有して、インスパイアされる。というコンセプトです。インスパイアされたというからには、学んで、繋がって、共有していなくてはなりませんね。このblogがどなたかの情報として共有される、”Share”されると、僕のInspireは目的達成です。

残念だったことを1つあげるとすると、Inspire/WPCでは、いつも最後に、西脇さんと澤さんのプレゼンテーションにインスパイアされて帰国に向かうのですが、澤さんの個別セッションがなかった事です。多くの方が期待していたと思いますので、是非来年は澤さんのセッションを用意してほしいですね。

マイクロソフトの皆さん、忙しいところ室長と会話してくださってありがとうございました。パートナーで仲良くしてくださっている皆様もありがとうございました。MtoP、PtoP、M&PtoCで結果を出していかなくては、イベント自体の意味がないので、Dynamics案件があれば、当社Pacific Business Consulting,Inc.との協業のほど宜しくお願い致します。

以上で僕の15回目(WPC時代をカウント済)のInspireは終了です。現地で室長をご利用いただいた皆様ありがとうございました。引き続き、関西電力グループ企業としての”Dynamicsな活動”を応援してくださいね。帰国したばかりですが、室長は明日からまた移動です! それでは、Let’s Go Mooooore Dynamics ‼

(2019年7月20日、日本時間23時10分現在|以降、更新の予定はありません)