Microsoft Dynamics Series の ご紹介

17 2月
当社のDynamicsなグローバル活動は、もはや、まってくれない状況ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ちょっと暖かくなったと思ったら、また寒くなってきて、インフルエンザにかかってしまった方も少なくないと思います。ほんとお大事に。いくらデプロイ好きでも夜通し仕事をするのは、身体によくないので、なるべく効率よくお仕事をしていきましょうね。

さて、改めましてMicrosoftのBusiness Solution分野のMVPをさせていただいています
吉島良平(Ryohei Yoshijima)です。Dynamics一筋16年目に入りました。

日本ではMicrosoft Dynamicsの歴史的経緯を含めた概要があまり語られていないので、今回はそこを解説していきたいと思います。

Microsoft Dynamics

Dynamics CRMは、マイクロソフトのメインプロダクトストリームにのりメジャーデビューしていますのでご存じの方も多いと思います。SFA、サービスの保守、マーケティングなどの機能が内包されています。オンプレミスとCRMオンラインと両方ありますね。また、Dynamics Marketingというマーケティングに特化した製品もあるのですが、あまり日本では使われていないのが現状で、これらは別途解説機会をつくりたいと思います。

 

実はマイクロソフトには5つのERPがあります。全て買収し、マイクロソフトっぽく拡張されてきた基幹システムです。本日のDynamicsな活動としてこれらを解説させていただきます。…(その他 RMS Retail Mamagement System もビジネスソリューションとして存在していますが、ここでは割愛します。)

 

SL「Solmon」とGP「Great Plains」は北米領域でシェアをもっている元々米国企業を買収したERPです。でも意外と北米企業の子会社展開でアジアでも英語のまま利用されていたりするんです。(一部ローカライゼーションを独自につくって提供している国もあります。)GPは中々いい財務管理の機能を、SLは素敵な物流の機能を内包しています。GPがMSに買収された際には、パートナー会で多くの方がこのアナウンスに涙したという話が当時私のところにも入ってきました。個人的には彼らにとっても結果としてよかったのではないかと思っています。私の担当してきたエンタープライズの企業でもこのGPとSLをまだAPACでご利用になっているお客様もあります。

 

また、NAV 「Navision」はAX 「Axapta」という欧州のデンマーク発祥のERPです。これには面白いストーリーがありまして、マイクロソフトがAxaptaをもつダムガード社を買収しようと計画していたときに、Navision社がダムガード社を先に買収し、その翌年にマイクロソフトがNavision社を2002年に1.3billion$で買収したという、個人的にも心に残るイベントがありました。つまり一時的にNavision社にはNavisionとAxaptaという両製品が存在していたんですね。マイクロソフトの買収劇があったから私もこのビジネスを継続できているのだと感謝しています。

 

NAVはマーケット的には国内外のSMBにフィットする製品で、現在の最新版はNAV2016です。In office 365, On Azure, With CRM/Marketingという製品キーワードの元、マイクロソフトのエコシステムの恩恵を受けている、カスタマイズが無茶苦茶容易なERPです。

 

私がPBCに入社した時、そうNavision社時代のパワポマスタースライドはカメレオンでした。色んな業務に違和感なく対応できるという意味でした。
NAV2016では、CRM Online、Azure上のSQL、PowerBIとはネイティブ連携するようになりました。今まで沢山のお金をかけてCRM⇔ERPや基幹システム⇔BIなどのインターフェースを個別に構築してきた流れもこれで徐々に変わっていくでしょう。
NAV2015でリリースされたTabletClientに続き、NAV2016ではPhoneClientもリリースされたので、世界のあらゆるところから、あらゆるデバイスで(もちろん、iPhoneやAndroidからも)利用可能になりました。更にNAV2017(来年度秋リリース予定とのこと)では、
AML(AzureMachineLearning)との密連携が実装されるようです。日本ではまだまだ知られていませんが、日本マイクロソフトが本気になれば10000社は入る製品だと感じています。


また、AXはSAP/Oracleをリプレースするために拡張がなされているエンタープライズ向けERPです。2月に最新版のDynamics AX (Code Name AX 7)がでるといわれています。(あ、今月だ汗)
ERPはなかなか使い勝手が良くないものですが、マイクロソフトのERPは「柔軟性」「拡張性」「操作性」が売りです。なかでもAX7はCloud First & Mobile Firstを実現するため、HTML5対応になり、圧倒的な操作性をもつERPにかわっていきます。またAzureのMachineLearningがLCS「ライフサイクルサービス」に展開できるようになります。今後かなりのマーケットシェアをとってくでしょうね。これらのAXとNAVがグローバルERP製品として展開されているMicrosoftのERPです。

AXで他のTier1ERPを崩し、SMBのマーケットにNAVを広げて、AzureとOffice365とDynamics CRMとPowerBIをユーザーに使ってもらって、入力を音声「Cortana」や仕草「Kinect」やOCR連携でデータ入力自体をデータ化し、MESやSCMと絡ませてIoTの基盤をつくっていくことが、私たちがここから10年の社会人生活をかけて取り組むお仕事だと思います。最終的にはユーザーの方々が自分たちでなんでもできる。そこにたどり着けば、我々の仕事はなくなるので、本物のコンサルタントだけが残ればよいと考えています。マイクロソフトの製品なのでゆくゆくはOffice製品のようにもっと簡単に利用できるようなるといいですよね。

最後にC5ですが、これをご存じの方はだいぶん「たくお」です!これは、デンマークにおける○○奉行のような製品です。
 
これでDynamicsについて少し雑学がつきましたね♪
来週は米国シアトルの出張先から、超最新情報をアップしますね!

Dynamics NAV https://www.pbc.co.jp/product/index.html

Dynamics AX    https://www.pbc.co.jp/product/ax.html

Dynamics CRM   https://www.pbc.co.jp/product/crm.html