ウェビナー/超入門!クラウドERPの本命「Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations」(基本編)参加メモ

7 8月

皆様、こんにちは。Dynamics特派員の吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。毎日暑い日々が続いておりますが、お元気でしょうか?

僕はアメリカから帰国後、少し時差ぼけの中、台風で1日順延となった隅田川花火大会を、前職の同僚と天才で変態な友人と楽しんでいました。

隅田川花火大会

先週は、沖縄で2つのイベントに参加してきました。金曜日夜は、Japan Backlog User Groupの勉強会に参加してきました。皆さん、Backlogってご存知ですか?ウェブ制作、ソフトウェア開発、大手広告代理店、全国版新聞社など様々な業種で使われているプロジェクト管理ツールです。80万人の方がご利用になられているようです。ヌーラボは僕の地元福岡に本社を置く企業様です。プロジェクト管理が学べる楽しい時間になりました。

Japan Backlog User Group

早速、イベントの内容がBlogになっていたので、共有しておきます。懇親会の内容が本当に暑苦しい感じでみんな真剣に議論。https://backlog.com/ja/blog/japan-backlog-user-group-jbug-2018-08-02/

また、土曜日は知人からのお声がけで、”決済サービスおよび市場ニーズへのアプローチ”というイベントに参加し、Dynamics製品や海外ネタを交えつつ、

下記のようなお題目で、お話をする機会をいただきました。

登壇者の方々も豪華で、参加者の皆様の熱意もあり、内容も非常に充実してて、えっ?ここ沖縄なの?と感じました。

登壇者の皆様

沖縄ですが、東京より過ごしやすくて、これからは東京や名古屋方面から沖縄という避暑地にいく時代なのかもなと感じました。2つのイベントでコミュニケーションさせていただいた皆様ありがとうございました。仕事に役立つコンテンツが盛りだくさんで、2日間いい学びの時間になりました。

さて、今回は、先ほど(8月7日12時15分-50分)で受講したウェビナー”超入門!クラウドERPの本命、「Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations」(基本編)”について少し記載をしたいと思います。

講師は、日本マイクロソフト、Dynamicsビジネス本部の斎藤広一さん。

クラウドコンピューティングの成長、第四次産業革命の話から、昨今話題がつきない”デジタルトランスフォーメーション”について。

マイクロソフトが考える、デジタルトランスフォーメーションとは。おきまりの4つのアプローチですね。

デジトラをマイクロソフトはどう実現しようと考えているか?というおはなし。モダンワークプレース、ビジネスアプリケーション、アプリケーション&インフラストラクチャー、データ&AIを活用していく。

下述されている、”サイロ化”という言葉ですが、業務やPKGが個別最適になっていて分断されている状態をいいます。特にCRMやERPがばらばらという場合や、会計PKG、販売PKG、生産PKGなどがばらばらというような状況をいいます。

そんなインテリジェントなソリューションのご紹介ということで、下記のスライドをもとに、

Microsoft Dynamics 365は、クラウド基盤対応、勿論オンプレミス(設置型)対応、多言語/多通貨(下記スライドに誤字あり)・各国の法令対応、Office365やLinkedIn統合(D365 for Talent/ Sales Navigator)、開発オプション、各パートナーがもつソリューションが使えますよという説明。

次は、ここもお決まりのConnected Dataについて。Dynamics365にはOffice365が連携、

LinkedInも連携、

マイクロソフトのパートナーがもつソリューションや、デバイス/センサーなどの外部データもつながるというシナリオで、データがつながることの大切さを強調。ビジネスバイタルなデータをもっている強みがマイクロソフトにはありますし、データあってのAI戦略ですからね。ここ重要なポイントですね。

Nucleus Research社が出しているERPの評価でDynamics365 for Finance and OperationsがLeader/Expertのポジションにあることを解説。(昨年度のデータですが、いやー製品が成長してきていますね)

続いて、Dynamics365 for Finance and Operationsは、2002年にNavision Damgard社から買収された製品で、以降マイクロソフトのラインアップとして拡張を続けてきたこともあり、20年以上の歴史があるERP製品としては成熟したものであることを説明。

いやー、懐かしい。この3.0をPacific Business Consulting, Inc. では、むかーし、むかし、独自に日本語化して、日本の商習慣対応を開発して2004年に外資系企業に導入しました。(自分もこのPJに参画していました)

続いて、事例。眼鏡のジンズへの導入結果としては、SAPの1/8のランニングコストで運用ができるようになったことを説明。費用削減効果でていますね。

続いて、Dynamics365 for Finance and Operationsの構成概要について、下記のスライドを用い、Visual Studio IDE、Azureサービスとの連携、各業務のモジュール構成、業種別ソリューションなどについて解説。
機能概要として、下記のパンフレットの一部を用いてコア機能を解説、

Dynamics365 for Finance and Operationsが提供するサービスとして、ERPの機能以外に、統合されたプロジェクト管理ポータルであるLifecycle Service(ライフサイクルサービス)、3ランドスケイプ(本番環境・開発環境・テスト環境)、Azureを活用した高可用性構成、ディザスターリカバリー、Power BIについて補足、
続いて、最近本当に露出が激しいPowerPlatformのご紹介

PowerAppsとMicrosoft Flowを活用すれば、ユーザー側でもノンコーディングレスでモバイルアプリや、システム間連携が構築できると説明、
そしてAzureのSubscriptionと連携しているLifecycle Serviceについて。Lifecycle Services (LCS) は、顧客およびパートナーが Microsoft Dynamics AX のプロジェクトの管理に使用できるクラウドベースの共同ワークスペースの事です。

LCSでは、プロジェクトマネージメント、システムの設計、運用管理に必要なツールを提供します。ここから機能改善要望をマイクロソフトの担当者に連絡をすることもできます。

次は、Microsoft FastTrack プログラムについて。購入いただいたライセンスのボリュームによって、マイクロソフトのエンジニアが無償で対応できるサービスが違うのですが、ワークショップや技術的な支援が可能となりますと補足。

クラウドサーズ版もあるけど、自社データセンターを活用したいお客様は、設置型でも使えます。クラウドのほうが、スピーディーに柔軟に拡張できるというメリットがありますよね。

最後に、ERPの導入効果、クラウドの進化がもたらすメリット、マイクロソフトが提供する価値について解説、
最後のスライドで下記URLの共有がありました。

マーケケティング視点でみると、巧妙にまとめられた資料だと感じました。また40分ほどで伝える内容としては十分なものでした。斎藤さん、ウェビナーお疲れ様でした。

個人的には、Microsoft MVPの立場で振り返ると、Common Data Model/ Common Data Service、IntelligenceなAIについて、もう少し踏み込んで触れていただけると、よりMSの強みが押し出せたように感じました。下記のスライドが、あってもよかった。

もっと簡単に解説すると、下記スライドになるかと思います。

 

さて、今週8月9日(木)14時より、当社Pacific Business Consulting, Inc. による新製品リリースの記者会見にて、このあたりも少し解説させていただきたいと考えています。記者の皆様、是非ご来場いただけますと幸いです。