Directions North America 2021

27 4月

皆様、こんばんは! 室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business ApplicationsMicrosoft Regional Director) です。いかがお過ごしでしょうか。当方は相変わらず日本にいながらの時差ボケに悩まされています。今週と来週のゴールデンウイークはイベントが続くので、体調に気をつけながら通常業務をこなしたい思っています。

さて、Dynamis 365 Business Centralの製品TOPであるMike氏が開催中のイベントに合わせて興味深いBlogをあげていました。

「Success for small and midsized businesses requires agility」

さて今日は、本日26日から28日まで北米で開催されているパートナー運営によるDynamis 365 Business Centralのパートナーカンファレンス、Directions North America(Directions NA )について備忘録を残しておきたいと思います。いやぁ、今回もいろいろなセッションが揃っています。

今回のVirtual EventのUIでいいのは、部屋名を選択すると同時間開催のセッションに簡単に切り替わることでした。よくありますよねー。セッション概要を気に入って見に行ったけど、期待値に満たないとき。また、気になるセッションが同じタイムスロットのとき!このデザインは便利でした。

まずは実行委員会のほうからご挨拶

2013年からDirections NAのMCをやっているGaryがバーチャルイベントでも登場してこられました。彼のエンターテーメントにかける情熱?は凄いんですよね。↓こんなかっこできませんって(笑)↓

まずは、オープニングキーノートから見ていきましょう。数値情報も発表されていました。D365BCはもう旧製品のNavision時代から合わせると24万社以上、D365BCで1万5千社ですか。凄いスピードで伸びていますね。

 

↓オープニングキーノート↓

本Blogでは、Top 10 Selling Point of Dynmaics 365 Business Central(何故D365BCがいいのか?) というセッションについて備忘録を残しておきたいと思います。

最初はAffordability。リーゾナブルな価格体系ということでした。確かにSaaSライセンスはリーゾナブルです。身の丈にあった投資というのが企業にとって大切です。日本国内だともっと安いサービスはありますが、業務や機能のカバレージを考えるとリーゾナブルといえると思います。

次はMore than ERPという表現で、他のマイクロソフト製品との連携を取り上げていました。Power Platformや他のMS製品との連携は多くの価値を生み出します。

次はTeams連携。確かに、Teamsから離れることなく、オペレーションができるのはオペレーション工数を削減しますし、コミュニケーションツールの中で利用できることは大きな差別化ですね。

4番目は、マイクロソフトのモダンUIを利用できるということ。働き方改革を考えると、いつでも、どこでも、どのデバイスからでも利用できるということは不可欠ですからね。

5番目はカスタマイズのExtensions化と、商習慣や業種別ソリューションなどのアプリが徐々に充実してきているということ。

6番目はパーソナル化の容易性について。確かにUIまわりを自分で加工したり、表示条件を定義できたり、自分のお気に入りを簡単につくれるところは確かに人気がありますね。

レポーティング系が7番目。いろいろなツールとの連携があるのは、ユーザーにとって既存のアセットを転用できるメリットがありますね。特にPower BIやExcel、そしてSSRSですかね。

8番目はデスクトップアプリやモバイルアプリでオペレーションができることは今の時代に不可欠ですねというお話でした。

9番目はOutlookアプリを使って、D365BCにログインしなくても、データを閲覧できたり、見積や受注などの販売管理モジュールにある伝票の入力ができることはインサイドセールス担当のユーザーの皆様から特に喜ばれますね。

最後はデータ連携、ODataの活用、VSCを使った開発。いやぁ、VSC使えるのは大きいですよね。できればここにGitHubとAzure DevOpsについても追記をしてほしかったですね。

↑セッション担当のShannonさんがアプリケーションコンサル出身なので、もう少し開発側のアピールが欲しかったなぁというのが個人的な感想です。Azureのサービス群との連携や、Graph APIあたりをもっと突っ込んでほしかったですね。それからグローバルにプロジェクトをドライブしてくれるマイクロソフトのパートナーが多くの国にあることが何よりもユーザー企業にとってのメリットな気がしました。

CRM(多分Salesforceを意識)との闘い方についてのセッションもありました。Dynamis 365(マイクロソフトのビジネスアプリケーションスイート)と他のCRMと競合になったときは、ユーザー側にその違いに気づいていただく必要があるという内容でした。↓のような違いを探すイメージのセッションだったのですが興味深い内容でした。Azamba社のPeter Wolf氏はスマートでした。やっぱりCRM⇔ERP連携はメリットが大きいと改めて感じました。

そうそう、今回自分が気になったISVsも記載しておきましょうかね。Datahavenはドキュメントマネージメントに結構使えますね。D365BC、D365Sales、Outlookなどとの連携や伝票添付などのオペレーション工数削減、後々の検索などでは効果を発揮します。

こういうソリューションいくつかあるのでちょっとパフォーマンスが気になるところですが、オペ工数削減やユーザーメリットを考えると、「ありなソリューション」といえると思います。

↓からもいくつかのISV(Insight Works/Insight Software/Lanham/STRATOS/)の紹介ビデオを見ることができますのでご参考までにご覧ください。

来週はビジネスアプリケーションサミットと、室長も実行委員を務めているDirections Asia Virtualが開催されますので楽しみにです💛

おっと、今25時半です。朝6時15分まで続くのでしっかりと学びとりたいと思います。ということで、今日は少し短いですが、このくらいにしておこうかと思います。

しかし、アメリカのイベントらしいですよね。セッションの間にエクササイズタイムがありますww

そして、この遊び心w

それでは、また。Let’s Go Moooore Dynamics and Power Platform !!