Business Application Summit 2018 / Seattle USA

25 7月

日本の皆さん、おはようございます。Microsoft Dynamics特派員、室長こと吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。昨日Blogでご報告をしたInspireが終わり、シアトルに移動してきました。ラスベガスと比べて、気候がいい。本当に快適。ちょっと比較してみましょう。

ラスベガス=”もや”、シアトル=”はれ”。今の気温は20度以上違いますね。。。
あまりにも快適なので、ちょっとお出かけしてきました。まずはお決まりのところから。

スターバックス1号店
ファーマーズマーケット
パイクプレースマーケット
パイクプレースマーケット

実は、シアトルはエメラルドシティーとも呼ばれて、生活水準も高く、文化的にも豊かなため、あっつ、やばいやばい、前と同じことを書こうとしていた。。。前回のTechConferenceでシアトルに来た時に書いたBlogがあって、、、えっと、実は、”ビジネスアプリケーションサミット2018”というイベントで来ています。

BusinessApplicationSummit2018

このイベントは、旧Convergence(8回ほど参加)、旧Tech Conference(3回ほど参加)の後継と言われており、先週参加していたInspireの申し込み後に、本イベントの開催を知って旅程調整を行いました。ということで、製品/サービスでいくと、Dynamics365(CRM/ERP)、PowerPlatform(PowerBI、PowerApps、Flow)に関するキーノート/ブレイクアウトセッション/ラウンドテーブルが用意されているようです。

滞在先のホテルから会場までは徒歩7-8分くらいでした。7月22日-24日の3日間の開催で、22日は個別の有償プレワークショップが開催されています。22日朝からレジストレーションが開始になりました。以下、会場ビルの周りのイメージを少し共有。

Washington State Convention Center
Washington State Convention Center
Washington State Convention Center
Washington State Convention Center

いよいよ、初日がやってきました。

Business Application Summit
Business Application Summit
Business Application Summit 2018

スポンサーの皆様、開催があるのは皆様のおかげです。ありがとうございます!Dynamicsのイベントだと、みかけたことあるロゴばかりですが、今年はcdataも!PowerBIのコネクターをリリースされたようです。

スポンサーロゴリスト

おっと、ジョンとトムがこっちをみて笑っていますねw。彼らとは過去アメリカのプロジェクトをご一緒させていただきました。ナイスガイなお二人です。僕は前から3列目のトムのとなりに座っていました。

会場の雰囲気

来場者は2500人と発表がありました。本イベントの前身であるTech ConferenceはDynamics AX(現D365FO)に特化したイベントで1200名-1300名レベルだったので、今回はおよそ倍です。米国開催の場合、12000-13000名だったConvergenceと比較すると少し小さな規模に見えますが、会場は盛り上がっていました。このイベントをConvergenceのように育てていかなくてはなりませんね。

最近のイベントのトレンドなのですが、アプリを使って同時翻訳できるよというお知らせがでていました。実際使ってみましたが、日本語はうまく機能しませんでした。(無念)

複数言語による同時翻訳のお知らせ

まずは、マイクロソフトビジネスアプリケーショングループの実質のTOPであるジェームズフィリップ氏によるキーノートがスタートします。

James Phillip氏

いきなり驚いたのですが、いつもならCRM/ERPなどから始まることがおおかったビジネスアプリケーションのイベントですが、今回はなんとなんとPower BI から。ラウンチして3年たち、これまでに575個の新機能をリリース、毎月8ペタバイトのデータがアップロード、800万回/時間のクエリーが処理され、現在のところ43カ国語で利用されていますと解説。

Power BI について

この広がりは、パートナーやユーザー様のおかげですと、お礼から。

マイクロソフトでは、下記に記述している業界群のデジタル革命に注力しています。

デジタルトランスフォーメーション

続いて、恒例になってきた感のある「デジタルフィードバックループ」について。この考え方はデジタル革命(デジタルトランスフォーメーション)において必須で、最近ではどのような業界でもデータを集め、状況が可視化され、ネクストアクションが取りやすい時代になっています。

デジタルフィードバックループ

マイクロソフトでは、このデジタルトランスフォーメーションを、下記の製品/サービス群で実現していけると信じており、他社では決してまねができないビジネスアプリケーションの再構築を行いましたとのこと。

デジタルフィードバックループ

Dynamics365には、次のような4つのキーワードがあります。「近代的」「統一感」「知的」「高適応能力」です。CDS(Common Data Service)と呼ばれる共通データモデルとPowerPlatform(PowerBI・Flow・PowerApps)がクライアントのデジタルトランスフォーメーションの実現を可能とします。

Dynamics365

秋に公開予定の新機能に関する資料が、本日からダウンロードできるようになりました。

Dynamics365&PowerPlatformにおける新機能リリース/2018年秋(10月頃を予定)

https://docs.microsoft.com/en-us/business-applicationsrelease-notes/October18/index

リリースノート

上記サイトより239ページにわたる新機能に関する説明資料がダウンロードできます。

まずは、Customer Engagement(顧客との関係性)について 

Customer Engagement

左記のモジュール群に改良が加えられました。90項目以上の改良が施されています!

Customer Engagement

ケーススタディーのご紹介-POLARIS社

POLARIS社

当社はパワースポーツ用品を提供する会社ですが、最近はコミュニケーションがオンライン上で始まります。ウェブサイトとモバイルからのリードがほとんどです。営業活動をDynamics 365で管理運営しています。

POLARIS社のTammy Mihailidis氏(VP)
Ryan Martin 氏によるデモンストレーション

Dynamics 365 for Marketing、Dynamics 365 for Sales、Dynamics 365 for Customer Service

POLARIS社のウェブサイト

まず、我々がPOLARIS社の見込み顧客だと仮定します。上記サイトの商品に興味を持ちましたが、ランチのタイミングになったので、Twitterでまずはフォローだけしておきます。

POLARIS社のTwitterサイト

翌日Twitterサイトに気になる記事があり、サイトをよく見ると、ブログや利用方法に関する情報が記述されており、より興味がわいてきました。

下記のようにチャットで新製品について質問をしてみました。

チャットでQ&A
チャットでQ&A
チャットでQ&A

これらのやり取りの相手は人間ではなく、チャットボットサービスが対応しているのです。

POLARIS社のカスタムアプリ

イベントに出向き、実際に商品を見てきました。ここではアプリケーションを使ってオプションなどをつけて見積依頼をしました。早速メールで見積結果が届いています。

見積結果

気に入ったので、Adobeのデジタル署名で発注処理を実行しました。

発注処理

Dynamics365にはMarketing機能があり、

Dynamics365 for Marketing

さまざまなビジネスプロセス/業務フローに柔軟に対応できる仕組みが備わっています。

Dynamics365 for Marketing

LinkedInのSalesNavigator機能を活用して、顧客にたどり着くネットワークを確認することができます。LinkedIn買収の効果でてきましたね。CRM/Talent(後述)との連携は非常に面白いし、なるほどと思わされます。(先日買収を発表したGitHubもシナジーがでてくることでしょう)

LinkedIn/SalesNavigator

Dynamics 365 for Sales(CRM)に登録されたリード案件は、自動で営業担当者に割り当てられました。Dynamics 365、Office 365、Microsoft Azureを組み合わせ、お客様とのコミュニケーションがスコア化され、AIが最重要案件と位置づけているのです。

AIによる洞察(インサイト)
AIによる洞察(インサイト)

Dynamics 365とMicrosoft Teamsはネイティブに連携しているため、製品の開発担当とすばやくコミュニケーションを実行することができました。

Teamsとの連携

製品仕様に関する資料もSharePointにて社内共有することができます。

SharePoint

このような活動情報もPower BI にて可視化が容易にできるのです。

PowerBI

Dynamics 365 AI for Salesを活用すると、営業マネージャーはAIを用いた案件の洞察(インサイト)を得ることができます。

AIの活用

お客様との対話情報を元に、案件の推移が自動設定されるため、下記のように、コミュニケーションの頻度が低下してしまっている状況をも確認できてしまうのです。営業マネージャーは、フォローに関する指示を現場の担当者へ依頼することも可能となっています。

AIの活用
Ryan Martin 氏

以上で、Ryan Martin氏によるDynamics365、LinkedIn、Office365のデータを活用したインテリジェントなデモンストレーションは終了となりました。

Empowered People

これまで、採用活動/人事管理というタスクはとても時間がかかる非効率なものでした。

Empowered People

Dynamics365 for Talentには50項目以上の機能改良が施される予定です。

Empower Employee

マイクロソフト社内のグローバル人材採用のCVP、Chuck Edward氏の登場。

Chuck Edward氏(CVP)

Dynamics365 for Talentを実際に社内で利用しており、毎月数千の採用管理のサービスとして利用しているとのこと。インタビュースケジュールやフォローアップのプログラムなど機能が充実しており作業の生産性があがるというフィードバックをあげた。

Chuck Edward氏(CVP)

Dynamics365 for Talent + LinkedIn Recruiter 

Summit EMEA 2018やMVP Summit でも登場したWilliam氏によるデモンストレーション。

Lydia Williams氏
Lydia Williams氏

募集をしたい人材のジョブディスクリプションを記載します。

Dynamics365 for Talent

採用プロセスにどのメンバーを関与させるかを選択します。

Dynamics365 for Talent

採用担当者はLinkedInから応募状況などを確認できます。

Dynamics365 for Talent

AIが候補の中から最適な人材を提案します。

Dynamics365 for Talent

LinkedInで興味のある候補の方の詳細な情報を確認することができます。

Dynamics365 for Talent

興味がある場合は、Office365と連携させて、採用面談のスケジュールをOutlookに作成することができます。面接評価等はモバイル端末で実施することができます。

Dynamics365 for Talent

内定通知書を出す際にも、文書テンプレートを活用して、最小の工数で、スピーディーにメールを送ることできます。

Dynamics365 for Talent

採用した後は、入社手続情報などを提供することができます。

Dynamics365 for Talent
Dynamics365 for Talent

また、入社の際に、質問などが可能な同僚/チームメンバーの情報も容易に確認することができます。

Dynamics365 for Talent
Dynamics365 for Talent

以上で、Lydia Williams氏による、Dynamics365、LinkedIn、Office365のデータを活用したインサイト情報を得る方法に関するデモンストレーションは終了となりました。

機能は非常に面白いので、あとは日本における普及活動という事でしょうか。私はプレミアム会員としてもう10年近くLinkedInを利用させていただいておりますが、非常に便利です。また海外だと名刺を交換するのではなく、”LinkedInでつながろうぜ”というやりとりがあります。申請がこなかったら、あれっ、自分には興味がないのかなと思うようです。タレントマネージメントソリューションがマイクロソフト製品になったということは、今後は人事関係のイベントにもマイクロソフトが出展するのでしょうかね。斬新で面白いですよね。

Dynamics365 for Talentのモジュール機能について、ご参考までに、4月にオランダで開催されたSummit EMEAのBlogをリンクしておきます。https://www.pbc.co.jp/blog/summit-emea-2018-dynamics-user-group/ こちらにも、Lydia氏のデモンストレーションの様子を記載しています。

Transformed Products and Operations

最後は、改良を重ねた製品とオペレーションについて、

Transformed Process & Operations

Dynamics365 for Finance and Operationsには55項目以上の機能改良が施される予定です。

Transformed Products & Operations

MacDonald-Miller社の取り組みについて、CIOのDradd Busick氏による解説

MacDonald-Miller社

弊社では、コネクティッドフィールドサービスを活用し、保全予知のサービスが提供できるようになりました。

Bradd Busick氏

Connected Field Service, Mixed Relaity , Dynamics 365 for Finance and Operations

Kevin Horlock氏

大量のデータが日々センサーから収集されています。
これらは未対応の修理依頼リストです。

修理依頼リスト

IoTデバイスからの情報をベースとして、フィールドサービス機能で修理依頼を生成、実際のセンサー情報も確認することができます。また、修理を担当するエンジニアに作業を手動/自動で割り当てることが可能です。

エンジニア作業予定
HoloLensを活用したデモ準備

作業担当者は、モバイルから作業通知をうけます。自分では作業ができないので、遠隔地にいる専門の技術者と共同作業をします。

Microsof Remote Assistant とDynamics365 for Field Serviceの機能を活用します。スケジュール情報、保持スキル情報を元に、アドバイスをしてくれる専門の技術者が割り当てられました。

専門の技術者はDynamics 365 とMR(複合現実)で状況を確認できます。SharePointに登録済みの設計図を、この場面に表示させることもできます。遠隔地から3Dで修正箇所を指定できます。

Dynamics 365に作業完了報告の更新を行います。

Power BI で問題が解決したことをリアルタイムで確認することもできるのです。

また、Dynamics365とPower BIの連携により総合的なデータが可視化されます。

下記の製品のうち一番修理実績の多い、3P-05HP、 そしてバッチBN-0002で絞り込むと、

3P-Relay95というベンダーからの仕入製品に問題がある可能性が高いことがわかりました。
この製品を使って製造をしようとしている生産オーダーを確認、

生産をとめる、構成品の変更を検討するなどのアクションをDynamics365 for Finance and Operationsを使って実行することができます。

修理担当エンジニアや、専門の技術者のスケジュールをAIを活用して自動で予約することができます。

Power Platform

PowerPlatformにはPowerApps、Power BI、Microsoft Flowが含まれており、日々進化しています。秋のリリースでは、なんと190項目以上の機能改良があります。

Power Platform

AUTOGLASS社におけるPowerAppsの利用事例から

AUTOGLASS社

私は車を出荷するという作業を担当していたのですが、日々の業務などをアプリ化すると経費削減にもなり、今では”アプリマニア”とまで社内では呼ばれるほど、日々PowerAppsを活用してアプリケーションをつくっています。

今まではExcelを多用していて、問題があるときのみ関係者と電話で連絡していたのですが、PowerAppsを利用することですべてをシームレスに、かつタイムリーに解決できるようになりました。

Martin Lee 氏

ここからは、Ryan Chunningham氏によるPower Platformの解説です。

Ryan Chunningham氏

PowerAppsによって業務効率が向上し、顧客との対話に時間がうまれ、2億円ほど売上が増加しました。

PowerApps

新規の画面などは、Power Pointを使うようなイメージで追加できます。

PowerApps

また、Common Data Service(CDS)を活用することで、他のサービスから生成されたデータへのアクセスも非常に容易です。また、Excel関数のようなもの(ちょい癖あり)が利用できるので構築は非常に簡単です。(慣れが必要)と続けました。

PowerApps

ビジネスプロセスを定義すれば、UIの追加開発などは必要ありません。また、下記のようにPowerBIにもPowerAppsで構築した画面を埋め込むことができるようになっています。

PowerBI

PowerAppsはAzure上のサービスなので非常にセキュアです。つまり、ITの知識が豊富でないようなパワーユーザー(業務上のシステムキーユーザー)でも、安全なアプリケーションをつくることができるのです。

 新しく、PowerApps User Group、そしてFlow User Groupの紹介をさせていただきます。
PowerAppsUG&FlowUG

Preview October 2018 release notes

以上で、オープニングキーノートはクローズとなりました。TalentのところはSummit EMEAと同じ、Field Service &MRのところはInspireで披露したデモンストレーションと全く同じでしたが、全体的には90分の構成として非常にいいものだったと個人的に感じています。

しいて言えば、Optimize Operationsのところで、GitHubをD365FOと合わせて露出するべきだったなと感じました。(MSの戦略にはOSSがあり、そこの取り込みは大命題故)偉そうにすみませんw(石坂誠がんばれ!)

デジタルフィードバックループ

<展示会場風景>



最近の展示会場では、展示ブースの間に、ミニシアターと呼ばれるプレゼンブースが用意されていることが多く、展示パートナーの皆さんのプレゼンなどがここで行われることもよく見かける光景です。移動を考えると、沢山見たい私のようなDynamics馬鹿には非常に都合のいい展示会場の構成になっています。

下記は、Microsoft Inspireにおけるミニシアターですが、ポールのAXのアップグレード/事例セッションを聞いていました。移動が楽なので、便利なのです。

ミニシアタープレゼン

Power Platformのブース

実は今一番個人的に注目しているCDS(Common Data Service)のブース。イベントの戦利品として、CDSのポスターいただきましたw。弊社セミナールームに貼ります。

おっと、cdataのブースにきてしました。日本法人の疋田氏・桑島氏・杉本氏には個人的に大変お世話になっています。実力もさることながら、各自の人間性含めて大好きな会社です。是非ごひいきに宜しくお願い致します。https://www.cdata.com/jp/

<番外編>

-D365FO(旧AX)のMVPたちと-

-D365BC(旧NAV)のMVPたちとFreddy(NAV Tech Evangelists)-

<ブレイクアウト関係のセッション>

下記のブレイクアウトセッションに参加しました。D365BC/FOの新機能を中止に学ぶ機会にしました。

Dynamics365BC-RoadMap
D365BC-AddOnApps
Dynamics365-ConnectApps
Dynamics365 for Financial and Operations-Projected Service
Dynamics 365 for Financial and Operations – Chart Of Account
Common Data Model
Common Data Service

<クロージングキーノート>

ここからは、Corporate Vice President of Business Applications and Global Industry Marketingのアリサ氏、非常に気さくで感じのいい素敵な女性です。

クロージングキーノート
Alice Tyler氏(CVP)
Alice Tyler氏(CVP)

冒頭部分のプレゼンは、先週のInspireの2日目のコアノートで彼女が話をした内容と同じでしたので、こちらを見られるといいかもしれません。 

ビジネスアプリケーション領域の革命をマイクロソフトはどう実現していくか、ということ。

下記のフレーズ、結構好きです。実際基幹システムの導入をしていると、部門間の仲が悪くて、、、、あるあるw マイクロソフト製品の利用が組織を活性化していくれるといいですね。

各媒体からマイクロソフトの取り組みへの称賛など。

Microsoft Inspireでも話があったヒースロー空港でのPowerAppsの利用事例。

セキュリティー担当だったSamit氏が、ユーザーへアプリケーションを提供するというポジションに変わったというお話。システムの導入がついに新たな職種もつくりだしちゃった。

次は、Microsoft Global Partner of the Year のAdvvy社の事例。https://advvy.com/

Advvy社は、メディアや広告業界のワークフローなどを中心に提供している革新的な企業です。
クロージングキーノートの後半ではアリサ(Corporate Vice President of Business Applications and Industry Marketing)とベストセラー作家のMalcom Gladwell氏がデータ分析、AI、BIなどについてディスカッションを行いました。確か、彼は以前にも別のマイクロソフトのイベントでクロージングキーノートにて出てこられた記憶があります。(どこだったかな。この髪型でしっかりと記憶にはあるのですが、、、)

Alysa Taylor氏(CVP)

マイクロソフトのビジネスアプリケーション領域のコミュニティー活動について、

今週のサミット、コミュニティーシアター、新しい2つのユーザーグループ(PowerApps、Flow)、ウーマンテクノロジーランチ。グローバルで17万人にも及ぶマイクロソフトのコミュニティー、MVP&パートナー&ユーザーグループのスタッフによるアドバイスやベストプラクティスの共有。

来年度の本サミットの開催は春。今年は10月15日-18日の日程でフェニックスでユーザーグループによるサミットが開催されますと解説。

最後に、、、マイクロソフトは皆様からのフォードバックをお待ちしております。

皆様からのフィードバックに応え、マイクロソフトは継続的にビジネスアプリケーションをよりよりものにしていくために努力を重ねていきますとキーノートをクローズしました。
<イベント総括>

Dynamics365 for Business Central (旧NAV)

Dynamics 365 for Business Central-Road Map
Dynamics 365 for Business Central-Add-On Apps
Dynamics 365 for Business Central-Connect Apps
開発プラットフォーム

BCに関しては、TechのセッションでAPIをコントロールする新たなサービスが構築されていました。これは便利!

質疑の内容から、Appsの作り方についてまだまだ理解が足りていないパートナーが多いように感じました。ユーザーはこの議論についてこれていないようでした。

日本におけるD365BCに関しては、Pacific Business Consulting, Inc. として取り組みを進めているので、楽しみにしておいてくださいね。

また、Dynamics 365 Finance and Operations (通称FO/旧Dynamnics AX)に関しては、会計の領域に思ったより変更が入りました。

Dynamics 365 for Finance and Operations-CoAの計画

また、プロジェクトサービス(CRM)/タイムシートとERP側の連携はなかなかいいですね。(日本では人月契約という商習慣上、Fitしにくいだろうが)個人的にも多くの新機能を短期間で学べたので非常にいい時間になりました。

Dynamics 365 for Finance and Operations-プロジェクトサービス&プロジェクト管理

CRMに関しては、初日のコアノートで説明があったように斬新なAI連携が入ってきたので、ユーザーにとっては非常に使いやすいものになってきていますね。

Dynamics 365 AI for Sales Apps
Dynamics 365 AI for Sales Apps

今回のイベントの特徴ですが、Power Platformには各セッションですごい行列ができていて超大人気。これは日本も同様で、特にPower BI の勉強会は申し込み開始後1時間ほどで100名のお部屋が満員となってしまうほどの大人気。また、PowerAppsに関しては、マイクロソフトの吉田氏のウェビナーがすごい数の参加者だったようです。またFlowに関してもLogicAppsとあわせてコミュニティーのメンバーがいろいろと頑張っています。

そういえば、昨日7月27日にJapan Power BI User GroupというサイトがFacebook上にオープンになったので、お知らせしておきます。(清水さん・加賀田さん・山田さんファイト!)

Japan Power BI User Group

総勢2500名の参加とのことでしたが、Tech Conference(Dynamics AXに特化したカンファレンス/本イベントの前身)に以前参加されていた1200-1300名は今回もほぼ参加しているのではないかと感じました。D365BCのセッションの参加者は100名ほどだったから、関係者は300名ほどではないだろうか。思ったより少ないのは、新バージョンリリースのタイミングではないからだろうと勝手に想像。CRMは部屋の入り具合から500名ほどだろうか。今回のイベントはPower Platform まわりに興味のあるユーザーが多かったように思う。多分500名規模。このPower Platformに関しては、大きな広がりを見せていくと推察しています。

また、CDM(Common Data Model)や、CDS(Common Data Service)に関しては、まだ自分も理解ができていないところもあり、マーケットのゲームチェンジャーになる可能性があるので、時間をつくってしっかりと学び取りたいと思っています。

CDM(Common Data Model)

最後に、かかせない事例セッション。導入をやっている人間として、苦労話を聞けるという本当にありがたいセッション。

Dynamics365 for Finance and Operations

ここまで読んで興味をもってくれた皆様は是非あと一歩!

↓をクリックして、英語でオープニングキーノートを見ましょう。(英語の勉強になるYo!)

Opening KeyNote VIDEO

 

さて、次は、8月前半に沖縄に出向いて、少しお話をする機会がありそうです。4日は午後から、→https://connpass.com/event/94948/←申し込みサイト 楽しみです。

8月3日19時-21時はこちら↓でBacklogについてお勉強させていただきたいと思っています。

https://jbug.connpass.com/event/94483/

そろそろAM4時になりそうなので、今回のDynamicsな活動はこのくらいで終わりとします。

Business Application Summit

本Blogへは、オープニングとクロージングを担当されたお二人からも下記のコメントをいただいております!

Alysa氏より
James氏より

Microsoft Dynamics 365についてご質問などがあれば是非当社Pacific Business Consulting, Inc. までお問合せください。https://www.pbc.co.jp/contact/

最後まで読んでいただいてありがとうございました!おやすみなさい!